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コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 の商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2018/03/26

雪柳の咲く頃に/小鳥の手紙/ 番外編 百貨の魔法の子どもたち 優しい気持ちが降ってくる。少しずつ、少しずつ。 読み終わるころ両手一杯になり、身体中がその優しさにほっこりと包まれている。永遠に感じていられはしないけれど、たそがれ堂を思い出せば一緒に感じることができる。 私の大切な...

雪柳の咲く頃に/小鳥の手紙/ 番外編 百貨の魔法の子どもたち 優しい気持ちが降ってくる。少しずつ、少しずつ。 読み終わるころ両手一杯になり、身体中がその優しさにほっこりと包まれている。永遠に感じていられはしないけれど、たそがれ堂を思い出せば一緒に感じることができる。 私の大切なもの

Posted byブクログ

2018/03/20

ゆっくり時間をかけて、風早の町の優しい物語を堪能。 小鳥の手紙のラスト。思いがけない展開に温かいもので胸があふれて涙がこぼれてしまった。 誰かに手紙を書きたくなる。手紙魔で、たくさんのレターセットや一筆箋を集めていたのに、いつから手紙を書かなくなったのだろ。うん、まずは文具店で色...

ゆっくり時間をかけて、風早の町の優しい物語を堪能。 小鳥の手紙のラスト。思いがけない展開に温かいもので胸があふれて涙がこぼれてしまった。 誰かに手紙を書きたくなる。手紙魔で、たくさんのレターセットや一筆箋を集めていたのに、いつから手紙を書かなくなったのだろ。うん、まずは文具店で色々見繕おうっと。 雪柳のお話も素晴らしい。出張ねここ、やーさしーんだ♪ ラストは、笑いながら涙が出てしまった。 そして、番外編。 最初、番外編が1冊の半分というのにびっくりしたけど、読み進めるうち、あまりに贅沢な夢のような世界に夢中。 瑛太も想も、なんていい子なんだろう。そんな2人だから、魔法のような一夜が贈られたのだと信じられる。 私にとっては、この本自体が素敵な贈り物。

Posted byブクログ

2018/03/14

コンビニたそがれ堂のシリーズは読んだことがなくこれが初めてです。 「百貨の魔法」を読んでとても心が温り良かったので、 番外編が収録されているので手に取りました。 このコンビニにはこの世には売っていないはずのものまでが なんでもそろっているという不思議なコンビニです。 ただの魔法...

コンビニたそがれ堂のシリーズは読んだことがなくこれが初めてです。 「百貨の魔法」を読んでとても心が温り良かったので、 番外編が収録されているので手に取りました。 このコンビニにはこの世には売っていないはずのものまでが なんでもそろっているという不思議なコンビニです。 ただの魔法のコンビニと思いきや ただの魔法だけではなく、 絶対に叶わないと思われている 人の心に秘めた思いを込めて、 タイムマシーンのように昔を思い返し 過去に出来なかったことを叶えてくれるという とても心が温まる魔法でした。 雪柳の咲く頃にでは 猫を通していなくなってしまったおじいさんを思い返して 少年がこれから大きく成長していくというほのぼのとして物語でした。 まるでおじいさんが遠くで微笑んでいるかのように見えました。 小鳥の手紙では 千花が小さい頃にポストに手紙を入れると 必ず返事が返ってくる。 その手紙は絶対に返事が返ってくることはないものだけれど、 不思議と返ってくる訳を探ってみると・・・ 詳しいことを書くとネタバレになってしまうので あまり書きませんが、その手紙を書いていた方は過去に辛い思いをして その手紙を書いていたのですがその理由もまた素敵でした。 特に文中での 手紙とはひととひとをつなぐもの。 郵便局とは、旅立つ言葉を見送り、受け取るための場所。 世界にに一枚、ひとつだけの大切な、紙の贈り物。 手紙というものをこんなに素敵に表現するなんて、 村山さんは素敵な心の持ち主なんだなと思ってしまいました。 そして自分がこれから旅立とうという時に、 旅にも人生にも終わりなんてないし、 世界には未知の場所があるんですからね というきっぱりとした言葉があって、 これが彼女とそして千花へのはなむけの言葉だなと思いました。 この手紙を書いた彼女と千花のこれからの未知なる世界での 活躍に明るい光が来るようにと願いたくなりました。 百貨の魔法のこどもたちでは 昔、百貨店で魔法の猫がいるというので それを確かめるかのように夜の百貨店を訪れた 二人の男の子がいたという話がありました。 けれただ魔法を確かめるだけではなく、 この二人には大切な思いが込められていたので その願いが叶うかどうか最後まで心配でした。 幼い頃を思い出して二人の男の子を通して その周りの育った環境なども とても温かく、そして時には厳しい教えなどがあり 懐かしい思いになりました。 こんな風に子供から愛される大人というのは 今ではとても貴重な存在だと思うので こんな大人になれたら良いものです。 どの作品にも共通していえることは、 子供の目を通しての大人、大人といってもかなり歳を重ねた人です。 こうゆう温かく微笑ましい光景がこの作品には 溢れていたので心がほっこりとします。 こんなほっこりとした魔法ならばどんどんとかかってみたいし、 かけてみたいです。 どのストーリーも心優しく、温かみのあるものばかりでしたが、 村山さんらしい優しくふんわりとした世界感がとても良く、 疲れた心をほぐしたい時、時間を忘れてゆっくりと味わうには お勧めな作品だと思います。

Posted byブクログ

2018/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

待ちに待った、コンビニたそがれ堂シリーズの七冊目。 収録作品は、『雪柳の咲く頃に』、『小鳥の手紙』、そして番外編の『百貨の魔法の子どもたち』。 全体を通して、子どもを見守る周りの大人(今回は特におじいさん)のやさしさ、あたたかさが、読んでいてとても嬉しいです。子どもには、こういう拠り所のようなものが必要ですもの。 『雪柳の咲く頃に』では、一生懸命にたどたどしく話す猫さんが愛おしくて涙が出ましたが、ラストのねここ大活躍が楽しくて和みます。 『小鳥の手紙』は、ひょっとして…?と思ったのがあたりでした。 もともととてもいい子だったけれど、千花は、あの一年があったから、きっとここまで素敵な女性に成長したんでしょうね。 『百貨の魔法の子どもたち』は、あの、とても素敵な星野百貨店にいる魔法の白猫と、コンビニたそがれ堂の共演です。 エピソードがリンクする部分もあって、『百貨の魔法』を読んでいると、楽しさが倍増です。 店長さんの、粋な計らいがまた、素敵です。そうか、だからあれを買ったのかぁ。

Posted byブクログ