詩集 幸福論 の商品レビュー
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※この本やこの作者のことが好きな人にはごめんなさい。否定的なことを書きますが、あくまで私個人の感想です。 全然刺さらなかった。 言葉が薄っぺらくて、この作者自身が、自分の感情の表面的な部分しか捉えられていないと思ってしまった。 思索が浅いというか…、なのに自分に酔っているような感じ…。 ふだん詩歌を読まない人にとっては読み取りやすいのかな。
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第7回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会4-オンライン-で紹介された本です。 https://www.youtube.com/watch?v=I1WIGU-uM-s 2022.2.12
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幸福は小さな幸せの集合体のように感じられた。余裕があればこそ、まわりに散らばったそれらを掴み取れる。“多忙な人”は、いつも仕事に追われているような姿が思い浮かぶ。思考停止しかけたら、“言葉の農夫”になったつもりで、心の中にある掌を空けるようにしたい。気に入ったフレーズは“思ったことを/書くのではない/宿ったことを書くのだ と/おのれに/言い聞かせる”。宿ったことを自覚するのが難しい。
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幸せについての秘訣が書いているわけではないが、日常に潜む幸せのヒントを掬い上げるような詩集。 ちょっと読むだけで元気がでる。 特にいいなと思った詩は ・多忙な人 ・幸福論 ・遍歴者 ・告白 ・書物
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時々、美しいものをそう感じることができなかったり、楽しいと感じたことを心の中に置いておけなかったりすることがある。そういうときの自分は、キャパシティがいっぱいいっぱいになってしまっているのだと、「遍歴者」を読んで気づいた。 若松さんの詩集はこれで二冊目。『見えない涙』を読んでか...
時々、美しいものをそう感じることができなかったり、楽しいと感じたことを心の中に置いておけなかったりすることがある。そういうときの自分は、キャパシティがいっぱいいっぱいになってしまっているのだと、「遍歴者」を読んで気づいた。 若松さんの詩集はこれで二冊目。『見えない涙』を読んでからずいぶん経ってしまったけれど、ずっと忘れられなかった人だ。 詩ってまだちゃんと良さが分からないし、どう読んだらいいのか、どう感じたらいいのか、まったく分からない。でも若松さんの詩は、不思議と抵抗なく自分の中に入れることができる。 本書もまた、傍にあってほしい一冊だった。
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日々の生活の中の忘れられた幸福を思い出させてくれる良質な詩集。 言語や概念に惑わされないストイシズムに溢れる幸福論といったところか。
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前作の「見えない涙」に続き。 とても深い場所から紡ぎ出された まるで砂漠で見つけたら井戸からくみ上げたような言葉が 手のひらの中できらきらと輝いている 美しいものを探している 迷ったとき 悩んだとき 人生の意味を 見出そうとして 幸せを探している 苦しいとき 悲しいとき 生きる目的を 見出そうとして どこに行けば見つかるだろう それは 空の彼方ではなく 大地の果てにあった それも 見えないような場所に 誰もが通り過ぎるような道の端に 最初は聞こえなかった でも 次に通ったら 何か聞こえた これはきっと そういうもの 何をあなたは見つけたの? 何を あなたは 見落としたの? その先にあるものを手にしたとき 詩は生まれる
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