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胸にとげさすことばかり(上) の商品レビュー

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2019/09/29
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上下巻読了。 ゲイであることがバレてから家を飛び出して十年。派遣を切られ恋人にふられ痴漢に間違われ、不運が続いたところに、以来連絡を取っていなかった父親が亡くなったという報せを受ける。地元に帰ってきた日夏昭は、父親と暮らしていたと囁かれる男・久留米舟に会う。 亡くなった父親である日夏先生の人望やら特に何というでもなく多方面にモテる天然人タラシっぷりを踏まえ、昭と舟の話から内面を紐解き、遠藤先生や他の周囲の人たちを見ているとこの町の人の繋がりが何だか不思議で面白く感じます。 たくさんの人に囲まれながら、日夏先生は日夏先生で息子の面影を探していたと思うとやや切なくもあり……。 椿山の好きなことをして生きてる様子もすごく、良いです。

Posted byブクログ