江國香織童話集 の商品レビュー

江國香織(著者)

2020/01/26

童話というと、子供が読むイメージで、どんなものだろうか？と思いながら読み始める。

デュークで、ああこういうことか！と納得。
デューク、好きですね、暖かい気持ちになる感じ。
夏の少し前は、展開の速さに頭が混乱したけれど、嫌いじゃない世界。
桃子、草乃烝の話は、日本ならではの怪談という感じ？

読み進めるうちに、少し混乱をする世界観もあるけれど、大人のための童話なんだな。
大人が忘れてしまった世界観や、気持ち。
子供の頃には、素直に楽しめたのだろうけれど、今の自分は、混乱してしまう世界。

2019/06/22

新潮社さん刊行の文庫『つめたいよるに』収録の短編いくつかと、『モンテロッソのピンクの壁』、『こうばしい日々』の女の子の方の短編集、それから未読だった短編がいくつか収録されています。
な、懐かしい･･･。
童話集と銘打っているのですが、こ、これも童話なのか･･･！！？という異色作も多数収録。
でも、そういえばそれが初期江國先生作品群だよなあ。
「デューク」いつ読んでも刺さるなあ･･･いいなあ、これぞ江國香織ワールドの空気感だよなあ･･･。
「桃子」「草之丞の話」オカルト江國香織といえばこの二本。
「綿菓子」もともとかなり上位で好きだったけど、やっぱり好きだな･･･。「絹子さんのこと」「きんのしずく」江國香織の恋愛小説世界がこれでもう伝わる。好き。
「藤島さんの来る日」「ねぎを刻む」「冬の日、防衛庁にて」相変わらずめっちゃ好きだ･･･江國先生の書く恋してる女性像が好き･･･。

2018/06/12

ほとんど、というかすべて読んだことあるものですが、何度読んでも好きだなーって思う。
短編を好きになったのって江國さんの影響な気がする。

デューク、久々に読んだけど、何度読んでも泣いてしまう。いとおしい小さなものがたりたち。

2018/05/12

・僕はジャングルに住みたい
私も小学生から中学生に変わるときってこんな感じにナイーブな気持ちになってたかも。
卒業したくなーい、このままでいたーいって。
ちょっと懐かしい気持ちになりました。

・桃子
途中からよく分からんくなったけど、ある少女の面倒をみていた修行僧がその子に恋して諌められる。
そこから？？って感じ。
小鳥、お花？？

・草之氶の話
さむらいの幽霊の子供の話。
なかなかシュール。

・鬼ばばあ
養老院に住むおばあちゃんと少年が友達になる。
けれどおばあちゃんはボケて、少年のことを忘れてしまう。
切ない。

・夜の子どもたち
いつもなら夕飯どきに呼びにくるお母さんたちがなかなか来ない。
あやしい若い男がやってきて、「夜の子どもたちがやってくるから」と言う。
夜になると、お父さん達が子どものように遊んでいる…
なかなか面白かった。

全部一つずつ読み応えあり！
私は結構好き。

2018/04/11

何これーーー
むかーし全て読んでるのに
新鮮！
特にデューク、こんな歳取ってから読んでも
あの頃のステキな気持ちに戻れるから不思議！

大学生の時に江國香織さん読んでたなぁ
としみじみ色々思い出す

2018/03/31

童話なのか奇譚なのか。
子供向けなのか大人向けなのか。
自由奔放に頭が解き放されて良かったのは良かった。