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必死攻撃の残像 の商品レビュー

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2023/12/12

渡辺洋二氏の特攻関連の本で、『特攻の海と空』と重なる編が多いが加筆修正が行われている。 これだけの取材と考察を重ねた著者から、特攻に散った若者を「救国の勇士」とストレートにたたえる言葉が出ることは重い。 今でも特攻は日本人の間で多く議論がなされているが、国難に命を捧げた人に尊...

渡辺洋二氏の特攻関連の本で、『特攻の海と空』と重なる編が多いが加筆修正が行われている。 これだけの取材と考察を重ねた著者から、特攻に散った若者を「救国の勇士」とストレートにたたえる言葉が出ることは重い。 今でも特攻は日本人の間で多く議論がなされているが、国難に命を捧げた人に尊崇の念を持つことは何ら間違っていない。 そして、だからこそ、彼らを死地に追いやった日本の高級将校には責任を問わなければならない。 また、現在を生きる我々も、彼らの捧げた命を無意味にしないために、どう生きなければならないかを考えなければならない。 実際のところ、日本とアメリカはガチの戦争を通して、互いに本気になるとどこまでやるかを理解している。日米同盟が盤石であることは互いの信頼によるところが大きい。戦争を抑止し若者の命をこれ以上犠牲にしないためにも、同盟と信頼関係の維持に努力しなければならない。

Posted byブクログ