絶景本棚 の商品レビュー
本の雑誌の掲載記事『本棚が見たい!』を書籍化した本の第一弾。2018年発行。 基本は、本に関わりの深い著名人達の本棚の写真を眺めるだけの本。解説の記事は必要最小限。 だけど滅法面白い。本好きにとっては、他人の本棚は蜜の味。書棚を眺めるだけの背表紙読書も好き。 どんなジャンルの本を...
本の雑誌の掲載記事『本棚が見たい!』を書籍化した本の第一弾。2018年発行。 基本は、本に関わりの深い著名人達の本棚の写真を眺めるだけの本。解説の記事は必要最小限。 だけど滅法面白い。本好きにとっては、他人の本棚は蜜の味。書棚を眺めるだけの背表紙読書も好き。 どんなジャンルの本を持ってて、それらの本をどうやって順に並べてて、本棚への収納方法はどんな感じ?興味津々。ワクワクします。それも有名な方々の本棚だったらどうよ。てな感じ。
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みんな大好き京極夏彦の本棚 しかし日下三蔵氏の本棚・・・ほん・・・だな・・・・・・?????? 足の踏み場がないってのはまさしくあそこまでの惨状にならなきゃ言っちゃいけないんだな・・・・・・
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書庫と呼べる規模や、好きな本を好きなだけ収納できる空間を持つ人たちの本棚。憧れるし羨ましい。 いくらでも空間と棚があれば、どんどん増殖させてしまう可能性が高いのは本だと思う(コミック含む)。現実にはスペースが限られてしまうし、この本の中のいくつかの魔窟のように、床に積み出したら終...
書庫と呼べる規模や、好きな本を好きなだけ収納できる空間を持つ人たちの本棚。憧れるし羨ましい。 いくらでも空間と棚があれば、どんどん増殖させてしまう可能性が高いのは本だと思う(コミック含む)。現実にはスペースが限られてしまうし、この本の中のいくつかの魔窟のように、床に積み出したら終わりで、どんどん空間を圧迫し始めるとストレスになる。本をたくさん所有するということは、維持管理の労力も大変なので、たくさん持てる資質みたいなものが要るように思う。 自分の本棚は維持のしやすさを優先するけれど、他人の本棚を眺めるのは、責任もなくてただただ楽しい。 この本に載っている人で私が一番馴染みがあるのは新井素子さんで、彼女の本棚は興味深かった。同じ漫画を持っていて嬉しく思えたり。 個人的には、知らない誰かより馴染みのある人の本棚がもうちょっとあるとより良かった。
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著名人の本棚の写真集。似たような本棚写真を時々眺めるが、本に携わる人の蔵書の量には圧倒される。数万冊という蔵書を持つ人もいるけれど、おそらく全部読んだという人はいないと思う。もちろん仕事で必要な史料集めでやっている人もいるが、大多数は「本を持つ」ことに喜びを感じるのだろう。 本の...
著名人の本棚の写真集。似たような本棚写真を時々眺めるが、本に携わる人の蔵書の量には圧倒される。数万冊という蔵書を持つ人もいるけれど、おそらく全部読んだという人はいないと思う。もちろん仕事で必要な史料集めでやっている人もいるが、大多数は「本を持つ」ことに喜びを感じるのだろう。 本の並べ方、整理の仕方には、所有者の性格が表れる。几帳面な人もいれば、整理が下手な人もいる。いずれにしても本棚は、その人の読書志向を表現する手段だと思う。自分も本棚を眺めるのは好きだ。蔵書はたかが知れているけれど、並べられた本を見るとワクワクする。また他人の本棚にどんな本が並んでいるか気になったりする。 また著名人の好みの本が、自分の本棚にあると親近感を感じる。本棚写真にはそういう楽しみがあると思う。 因みに、最高の本棚は、東洋文庫博物館にあるモリソン氏の本棚だ。彼自身が作った本棚ではないけれど、本の入手が難しい時代に集めた貴重な蔵書を見ると、いつも圧倒される。何度見ても飽きない国内最高の個人コレクションだと思う。
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なんて出歯亀な内容の本であろうか(笑)。他人の本棚に何が収まっているのか、しげしげと見ようと言うのだから。最初は、背表紙だけ見るなんて、何が面白いのだろう?と思っていた。実際に本を手にするまでは。読んで、なめるように写真を見倒して、今。ふふふっ(笑) 生まれて初めて、本を読むの...
なんて出歯亀な内容の本であろうか(笑)。他人の本棚に何が収まっているのか、しげしげと見ようと言うのだから。最初は、背表紙だけ見るなんて、何が面白いのだろう?と思っていた。実際に本を手にするまでは。読んで、なめるように写真を見倒して、今。ふふふっ(笑) 生まれて初めて、本を読むのに、眼鏡の上に拡大鏡があって、いや、不思議なテレスコープでもあって、この本棚の奥の奥まで、全部の背表紙が、余さず見通すことが出来たらいいのになと、そんな妄想に耽った。 私も、子供の頃から、小さな本箱と、学習机だけが自分の本棚だった。長じて本棚を二棹自分用にした時は、まあ嬉しかったものだ。「図書館のように居心地のいい、本とお茶のセットと、ひざ掛けと、小さなコンポでバッハでも聞ける部屋がほしい。」「至るところに書棚と座って本が読めるスペースのある家が欲しい。」そんなことを、ずっと思っていた。 この本の登場者に言いたい。 「お前ら、死ぬほど羨ましいぞ!」 アパートぐらしの間は、先程述べただけが私の書棚。買取の家に越して、むしろ本は減ってしまった。一棹の本棚は家族に譲り、硝子扉のついた本棚だけは、私にとってのエリート本が並ぶ。すなわち、売る気のない本。リビングの小さな書棚は、どんどん他人の本が侵食してくる。図書館の本を置く為なのに。だから、皆さんのことが死ぬほど羨ましい。 本棚にも、書斎にも顔がある。書名を見なくても、ざっと背表紙の色合いを見ただけで、ざっと、ああ、ミステリがお好きなのだとか、SF好きだなとか…このジャンルが多いなと、ばばっと俯瞰してしまう。これは司書であった頃の習い性もそうさせるのかも知れないけど、私と親しくなりそうな書棚と、あまりお付き合いしたことのない書棚の顔があって、いや、もう、皆さん個性的。山のような蔵書の中に、自分が好きだった本なんか入っていようものならば、ニヤッとしてしまう。 この、本、また本のご自宅にいる時、ご本人たちはどれほど幸福なため息を漏らすのだろう。だって右向いても左向いても、上見ても下見ても、自分の愛読書が並んでるんだよ?ああ。もう、たまらない。死んでもいい。いや、死んでは読めないから、困るのか。増殖する本を売ったり整理する時、それもまた、至福だろう。ああ、いい。たまらない。 ところで私、一棹家族に書棚を譲ったけど、読書量は落ちてない。なんとなれば、図書館の近くで家を探したからだ。譲った本棚は、今や本より、物をしまう整理棚の役目も担って、本が増えている様子はない。まさに、主変われば、である。巨大な書庫を持っている人も、私のように愛しい書棚を譲った人も。なんなら、かばんの中に二冊いつも入れてるだけというあなたも。(これは、読書中の一冊と、読み終わった時のための一冊。だからいつもかばんには、二冊の本が入らなくてはならない。おかげでいつも、かばんが微妙に重い。無論好きな栞も忘れてはならないのだ。) 結局、読みたい人っていうのは。本好きは、本が雪崩を打ってこようとも、今日も読まずにはいられない。どんな環境でも読むのだ。絶景かな!背表紙のある風景よ!
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少しのコメントは付いていますが、本棚の写真だけで 終始しています。 被写体の本棚は作家や漫画家、デザイナーらのものです。 素直な感想としては、皆以外と雑誌や漫画本で埋めつく されている本棚が多いと感じました。手広く、雑多に 読むのだなと共感を覚えました。
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圧倒される本棚が!フルカラーで! 本棚いっぱいの本、と言ってもそれぞれで、個性的な本棚たちが写真で迫ってくる。 境田稔信さんの辞書いっぱいの本棚が素敵。『言海』だけで260冊以上って!!
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文章はほとんどなくて、ほぼ本棚の写真集。本棚は人を表す?のだろうか。みんな意外とちゃんとしているなあ、という印象。まあ、取材が来る!ってなったらちょっとは整理しようと思うだろう。それに、目も当てられないくらい本棚めちゃくちゃな人は取材受けないから、ここには載らないのだろう。そうい...
文章はほとんどなくて、ほぼ本棚の写真集。本棚は人を表す?のだろうか。みんな意外とちゃんとしているなあ、という印象。まあ、取材が来る!ってなったらちょっとは整理しようと思うだろう。それに、目も当てられないくらい本棚めちゃくちゃな人は取材受けないから、ここには載らないのだろう。そういう意味では、誰が取材を断ったのか?も気になるところ。 いろんな人の本棚が紹介されてるけど、あの人の本棚も見たい!というのはある。たとえば、村上春樹はどんな本棚なんだろ。何かで見た石田衣良の本棚もすごかったけど、冒頭で紹介されてる京極夏彦もすごい。しかし一番シビレタのは都築響一の「本はデータでいい、大事なのは蔵書じゃなくてフットワーク」という言葉。フットワーク軽く新しい価値を探し続けている都築氏だからこそ。
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読書家34人の本棚の写真。まさに絶景。作家新井素子の29畳規模の図書館級書庫,螺旋階段状壁一面に本棚を並べた松原隆一郎の書庫,日焼け防止のために書棚をカーテンで蔽う・箱にしまう中野善夫,ほぼ全部の背表紙が見えるように前後2列置きを廃したがゆえ1冊買ったら1冊処分しなければならない...
読書家34人の本棚の写真。まさに絶景。作家新井素子の29畳規模の図書館級書庫,螺旋階段状壁一面に本棚を並べた松原隆一郎の書庫,日焼け防止のために書棚をカーテンで蔽う・箱にしまう中野善夫,ほぼ全部の背表紙が見えるように前後2列置きを廃したがゆえ1冊買ったら1冊処分しなければならないという近藤隆などなど。本棚を見ればその人となりが知れると言われるが,蔵書の内容・本の配列・本棚への収め方も人さまざまで見ていて飽きない! 他にも京極夏彦,今尾恵介,喜国雅彦,日下三蔵,吉田豪,春日武彦らの書棚を掲載。虫眼鏡を使って1冊1冊背表紙を丹念に解読したいほど。
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本棚の持ち主の猟奇的とも言える本への愛やら執着を見せつけられたかのような1冊。螺旋階段状の書架にうっとりし、床に直置きに苦笑い。作家、編集、書店員、古書店員、図書館員などによって並べ方、置き方に色が出るんだろうとも思う。ちなみに自分は図書館風の並べ方で、なるべく横置きはしたくない...
本棚の持ち主の猟奇的とも言える本への愛やら執着を見せつけられたかのような1冊。螺旋階段状の書架にうっとりし、床に直置きに苦笑い。作家、編集、書店員、古書店員、図書館員などによって並べ方、置き方に色が出るんだろうとも思う。ちなみに自分は図書館風の並べ方で、なるべく横置きはしたくない派。床に直置きはもっと嫌(縦に並んだ本の上に縦に積むのも嫌…本の上に横置きも大量に乗っかってると…)。それと、本のアップ写真が多かったけど、もっと引きの写真が見たかったなと思ったり。写真が足りない。
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