星の砂 雨野さやか短編集 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この方の言葉にできない空気が泣きそうなくらいに好き。切なく、甘く、けれどとめどなくやさしい。 消えそうな想いや感情を拾い上げて、繋げる未來が言葉に出来ぬ。 表題作の星の砂は、自分にしか見えない幽霊との暮らしを綴る。けれどそれは暗くも怖くもなく、淡々と過ぎる日常に少女が混じるだけ。他の人には見えないのに、それを気にする風でもなく応じる主人公がやさしい。少女を認めることが彼女の魂を安らかなものにしただろう。 あとハイライトの一瞬の切り取りは楽しい。出会いも別れも再会も、すべては尊い一瞬だ。結婚式の女の子がめちゃんこ可愛かった。やり込められる少女とめろめろな花嫁やよし!
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同時発売の「なつやすみの友」と共に購入。 一つ一つが丁寧で優しくて切なかったり嬉しくなったり。 特に「立夏の首」は感情を一気に掻き立てられるような感覚を覚えました。
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