お布団はタイムマシーン の商品レビュー
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お布団はタイムマシーン、よくわかります(^-^) 私はバタンキューですが、熟睡間にいろんな夢を楽しんでいます。時には冷や汗の場面もありますが(^-^) 木皿泉「お布団はタイムマシーン」、木皿食堂シリーズ№3、2018.2発行。一日の暮らしを終え、軽く体を動かしてクールダウン、暖かい布団にくるまる。至福のひと時。起床時は、また軽く体を動かして、スタンドアップ。明日の楽しい予定を思い浮かべています(^-^) 和泉務さんは、車椅子生活。お風呂は1週間に1度看護師さんに入れていただくとか。でも、奥様が何回か!
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食べ終わった食器を洗うのはめんどくさくてためちゃうのに、旦那さんを介護しながらお風呂に入れるのはしあわせを感じるって、それは愛以外のなにものでもないよ。 お布団でぬくぬくしながら、本を読んだり、昔のこと思い出したり、妄想したり、お布団はタイムマシーンだわ、ほんと。
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シリーズ第3弾。 安定の面白さ。 私が読みなれてしまったのか、 最初に感じた衝撃はかなり薄れてしまった。 日々の中で立ち止まって考えること、 何気ないことの大事さをしみじみ思う。
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神戸新聞、日経プロムナードなどに書かれた、わずか2ページほどのエッセイが、約190ページぎっしり詰まった本です。タイトルは和泉 務氏の言葉から。布団の中は、過去や未来のことが浮かんだり考えたりするからという。 たった2ページの中に、TVドラマ1本分の中身が入っちゃってる!と感じる...
神戸新聞、日経プロムナードなどに書かれた、わずか2ページほどのエッセイが、約190ページぎっしり詰まった本です。タイトルは和泉 務氏の言葉から。布団の中は、過去や未来のことが浮かんだり考えたりするからという。 たった2ページの中に、TVドラマ1本分の中身が入っちゃってる!と感じることもあったし、たった1行に心動かされて先に進めなくなってしまうこともあった。ことほど左様に「ぎっしり」の内容だった。 「人の親切」にはいくつものドラマのエピソードが詰まっていたし、「みかんとゾンビ」には、お金が数などではなく、みかんのように腐るものだったら、ない人に配ることができるのに・・・なるほど・・・と、これはわずかな貯金を切り崩して生活している人や、年金ぐらしのお年寄りは困ってしまうよ、持ってる人の論理だな、などと突っ込みながら。 たくさん楽しめる、お得な本です。
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木皿泉、というか、妻鹿さんのキャラ全開、という感じで面白かった。 そして夫婦の在り方を改めて考えるきっかけももらえた気がする。 もっともっと知りたくて、過去に発売されたDVDブックを注文してしまった。高いのに・・・ でも「すいか」ではまっちゃったんだから、これも縁、と気が済むまでお付き合いさせてもらおうと思う。
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・腕時計がなくなって不便なので、新しいのを買ったが慣れない。仕方がないので、古いのを引っ張り出してきたり、いいのがないか店で探したりするが、しっくりこない。それならいっそ、腕時計なんかやめてしまおうかと思ったりする。この定まらな感じは、なんだか、今の世の中と似ている。 私たちは今...
・腕時計がなくなって不便なので、新しいのを買ったが慣れない。仕方がないので、古いのを引っ張り出してきたり、いいのがないか店で探したりするが、しっくりこない。それならいっそ、腕時計なんかやめてしまおうかと思ったりする。この定まらな感じは、なんだか、今の世の中と似ている。 私たちは今、ひとつの時代の喪に立ち会っているのだろう。でも、そのことを認めたくなくてジタバタしているのだと思う。 ・全てを知ることができるというのは不幸である。ああしなければ良かったのに、と一生くよくよ悩まねばならない。わが身に起こる偶然など知らぬ方がいい。ひどい偶然も、起こってしまった以上、引き受けるしかない。 ・私が書くべきものは、レジの中の千円札だと思った。たとえ人に見えなくても、そこにある、そこにあるものを見えるカタチで書こう。あれから15年経つが、あの時、私の横を駆け抜けた恋は、まだ書けずにいる。 ・新幹線から、通勤電車が離れていく。あのとき会社を辞めなければ、まだ私は、あそこに乗っていたのだろうかと考えて、いやいやそうじゃないと思いなおす。もしもなんて、この世にはない。すべてを引き受けて、今、私はここにいるのだ。この私以外、私はいない。
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妻鹿さんはものすごく芯がしっかりした人で、だからぶれない。それがすごく伝わってくる。”ちょうどいいは、人に決めてもらうものではない。自分だけが知っているものである”は名言だなぁ。
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エッセイのひとつ一つが、鋭く、あたたかく、 胸にしみわたる。 どんどん言葉の重さが、心地良くなり、 求めていた言葉なのだなぁと思う程。 これからを生きやすくしてくれるような 部分は書き留めて、持ち歩く。 つらくなったとき、特効薬として 心を慰め、励まし、鼓舞してくれる。 そんな珠玉のエッセイ集だった。
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木皿泉さん、ユニットで活動している脚本家、小説家。木皿食堂は脚本と小説以外の文章エッセイなどがまとめられている。その3冊目。日々思ったことが綴られているのだが(主に妻鹿さんの方が書いてらっしゃる文章だと思う)本当にそうだなぁと思うような内容である。相方さんである人への愛情もすごく...
木皿泉さん、ユニットで活動している脚本家、小説家。木皿食堂は脚本と小説以外の文章エッセイなどがまとめられている。その3冊目。日々思ったことが綴られているのだが(主に妻鹿さんの方が書いてらっしゃる文章だと思う)本当にそうだなぁと思うような内容である。相方さんである人への愛情もすごく感じた。 相方さんは介護の必要な方だけれど連続ドラマを書いている時は妻鹿さんも大変な状態でプロデューサーの尽力があって脚本がやっと完成する状態だったという記事もあったので、今のように日々の暮らしと相方さんさんとのやりとりを大切にしつつ仕事をするというスタイルに落ち着くまではいろいろあったのであろうと思う。 元編集者で現作家の藤野千夜さんとの対談が最後の方に載っていて、藤野さんの作品を読んでみたいと思った。
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