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樽とタタン の商品レビュー

3.3

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2020/09/26

これ、なんで読みたい本にいれたのか?新聞の紹介欄だったかな? 借りない限りは絶対読まない本だった。短編集なので何度も途中放棄したいのを堪えて読み切った。小さな頃の体験記を大人になってから思い出しながら描いたような話の展開だがなんのカラクリもなし。最後の謎がけのような締めくくりもな...

これ、なんで読みたい本にいれたのか?新聞の紹介欄だったかな? 借りない限りは絶対読まない本だった。短編集なので何度も途中放棄したいのを堪えて読み切った。小さな頃の体験記を大人になってから思い出しながら描いたような話の展開だがなんのカラクリもなし。最後の謎がけのような締めくくりもなんだかなぁな感じ。

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2020/09/20

小学生のわたしが、放課後預けられた喫茶店。そこの人たちとの思い出。「ぱっと消えてぴっと入る」が泣けた。

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2020/09/11

なんかノスタルジック。 小説に良く喫茶店でてくるけど、どこも居心地よさそうなんだよね。うらやましい

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2020/08/30

美味しいコーヒーの匂いがしてくる。。。 喫茶店でまったり読書したい、そう思わせる小説でした。 ちょっとファンタジー感強めかな。 喫茶店には物語がたくさんある。

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2020/07/23

短編集 今どきはこんな喫茶店が少なくなってしまった スタバやタリーズはあちこちにあって どこでもたくさんの同じメニューがあり みんなそれぞれにイヤホンで音楽を聴いて パソコンやスマホをいじって… 物語に出てくる喫茶店には きっとウインナーコーヒーがメニューにあるだろうなぁ そし...

短編集 今どきはこんな喫茶店が少なくなってしまった スタバやタリーズはあちこちにあって どこでもたくさんの同じメニューがあり みんなそれぞれにイヤホンで音楽を聴いて パソコンやスマホをいじって… 物語に出てくる喫茶店には きっとウインナーコーヒーがメニューにあるだろうなぁ そして常連さんたちの会話で賑わっていて そんな喫茶店が近くに欲しいです

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2020/04/19

喫茶店に来る常連のお客さんや、印象深いお客さんとのエピソードが短編集となって収まっている1冊。サクサク読めるし、どのエピソードも結構面白くて読み入ってしまいました。悪い人が誰ひとり出てこず、良い人ばかり。でも現実味があるお話。隙間時間に1章説ごと読めるオススメ小説です。

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2020/03/08

小さな喫茶店で、タタンと呼ばれた女の子が見聞きした、常連客やその他の客の、少し不思議なお話。 連作短編集ですが、お話の中にはそれなりのオチというか結末がちゃんと描かれるものもあれば、謎が謎のまま、あやふやな感じ終わるものもあって、全体にどこか靄がかかった幼い頃のあやふやな記憶のよ...

小さな喫茶店で、タタンと呼ばれた女の子が見聞きした、常連客やその他の客の、少し不思議なお話。 連作短編集ですが、お話の中にはそれなりのオチというか結末がちゃんと描かれるものもあれば、謎が謎のまま、あやふやな感じ終わるものもあって、全体にどこか靄がかかった幼い頃のあやふやな記憶のようでもあり、とりとめのない夢の話のようでもあります。 吉田篤弘さんや堀江敏幸さんが好きな人なら多分好きだと思います。 未来から来た、と言う女の人の話がなんだかいつまでも気になりました。何かのきっかけで記憶が戻って、世界の修復がうまくいってたらいいな、と思います。

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2019/12/29

類似品の少ない稀有なお話でした。 【タタン】とある喫茶店の樽の中にいる女の子。 【タルト・タタン】リンゴのタルト。 【小説家】白ひげのお爺さん。タタンの名付け親。 【常連客】白ひげの老小説家、甲高い声の神主、歌舞伎役者の卵、無口な学者など。 【喫煙所】裏口を出ると煙草喫える場所...

類似品の少ない稀有なお話でした。 【タタン】とある喫茶店の樽の中にいる女の子。 【タルト・タタン】リンゴのタルト。 【小説家】白ひげのお爺さん。タタンの名付け親。 【常連客】白ひげの老小説家、甲高い声の神主、歌舞伎役者の卵、無口な学者など。 【喫煙所】裏口を出ると煙草喫える場所がある。みんな煙草を喫うときタタンを誘いたがる。 【副流煙】当時は子どものそばでも平気で煙草を喫った。 【謎の女】使命を帯びて来たのだが使命を忘れてしまった女。赤い髪、黒いラップワンピース、サングラス。 【時代】1978年頃と思われる。 【吸血鬼夫婦】シャー、とか、シシッとか音を鳴らす互いに血を吸い合う男女。 【団地】どこの家も同じ形で同じような家族が住んでいるのでいつ入れ代わるかもわからなかった。実際別の家に帰ってしまい知らない人たちがいて驚いたことがあるなあ。 【祖母】タタンの大親友。四~五歳の孫にひたすら死を語り続けた。 【学生】善行なすのがちょっと恥ずかしい、コーヒーにくわしくいつもヘッドフォンをつけてる青年。 【学者】サケウシ研究の第一人者で「白いもの」に恋したことがある乳製品好きな男。場合を「バヤイ」と言うのでバヤイとタタンは呼んだ。 【サンタ・クロース】ノースダコタで生まれ育ち兵役逃れに太りラップランドのサンタ・クロース養成所でサンタ・クロースの研修を受け日本に派遣された高見山似の男。 【トックン】タタンから最年少の座を奪った狂犬。父親は怪獣らしい。 【トモコ】タタンと双子だったかもしれない女の子。

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2019/12/07

なんかほっこりするというか、ふわりとした感じのする本でした。こういう感じは久しぶりです。トーンは木村紅美さんの『雪子さんの足音』っぽいです。イラストが可愛いくて、タイトルのシャレもうまいし物語にぴったり。重くなりがちなテーマを小学生の女の子を主人公にすることで軽いタッチにまとめた...

なんかほっこりするというか、ふわりとした感じのする本でした。こういう感じは久しぶりです。トーンは木村紅美さんの『雪子さんの足音』っぽいです。イラストが可愛いくて、タイトルのシャレもうまいし物語にぴったり。重くなりがちなテーマを小学生の女の子を主人公にすることで軽いタッチにまとめたり、癖のある登場人物もいい感じで、女性作家ならではの作品です。

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2019/12/03

「はくい・なを」さんの一日 ほか九つの短編 老若男女、登場人物同士の距離感がちょうど良い。 読み終えて表紙を見て、またホッとする。 「死者の思い出が生者の生を豊かにする」主人公が仲良しだったお祖母さんを思うとき感じるあれこれ…軽やかとでも言うべき死生観に胸を打たれた。

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