罪の名前 の商品レビュー
本当に後味が悪いお話だらけで読んでてゾクゾクしました。まさかって思うことや触れられて少し嫌なことを登場人物たちが当たり前のように行うことが恐ろしくそしてとても惹かれてしまう話ばかりでした。
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好きな人は好きだと思う。 ゾッとする気持ち悪さはあるけど、 無謀であり得ない話ではなくリアリティがあるので 最後まで読了できたけど 大オチを期待して読んでたら ちょっと期待はずれかも。 こんなものかという感想と これは美だという感想が 真っ二つになるような作品。
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全体的に不気味な雰囲気が漂っている。 文章もとても読みやすく面白かった。 「罪と罰」は意外な展開で怖くなった。 「虫食い」はそのままの意味で、なんとも言えない気持ち悪さこそあるものの2人の愛を感じたような気がする。
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木原先生、箱の中で知りまして当作は地元の図書館にあったので読みました 先生の書くblは大体どこか薄暗い雰囲気でその中で育まれてく愛が印象的ですが、この作品ザ歪な愛って感じがしました 嘘をテーマにしてある短編集 罪と罰に至っては散りばめられたトリックがうまく咀嚼できずモヤモヤ...
木原先生、箱の中で知りまして当作は地元の図書館にあったので読みました 先生の書くblは大体どこか薄暗い雰囲気でその中で育まれてく愛が印象的ですが、この作品ザ歪な愛って感じがしました 嘘をテーマにしてある短編集 罪と罰に至っては散りばめられたトリックがうまく咀嚼できずモヤモヤなのと、やはり人間の描写が何考えてるのかわからなくて気持ち悪くて最高です 消えるは足を怪我させた弟に対して罪の意識を背負わせながらあれこれ手を焼いてもらうってサイコさに思わず身震い、 弟が話していることは本当なのか?えげつないほどの狂愛が感じられますね 似た感じのお話を見たことがありますがやはり罪の意識を背負わされる重ためな愛に萌えます 総評として、一体普通って何だろうって思わされる作品が多くもはや正しいとか間違いなんてその人の主観でしかないなってモヤモヤしました。いい意味で
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好きな作家さん。短編で、あまりBLはでてこない。最後の「虫食い」というお話で、虫を食べる少年の話がでてくるが、気持ち悪かったが、いかにも木原さんっぽいお話だった。
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ずっと泣きそうな気持ちで読んでいた。 近くにいたら、遠ざけ嫌悪するだろうに。 私は離れた場所から彼、彼女らにエールを送ってしまう。 責任がないから。 世間一般ではない幸せを少し羨んでいるから。 だから、「消える」の兄の心に、 「虫食い」の二人の関係に泣きそうになる。 そこに私は...
ずっと泣きそうな気持ちで読んでいた。 近くにいたら、遠ざけ嫌悪するだろうに。 私は離れた場所から彼、彼女らにエールを送ってしまう。 責任がないから。 世間一般ではない幸せを少し羨んでいるから。 だから、「消える」の兄の心に、 「虫食い」の二人の関係に泣きそうになる。 そこに私はいけない。 いけないんだもん。
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引き込まれて夢中になって読んだ。 昆虫食同性愛虚言癖近親相姦(さすがに誇張かもしれないけど)、生々しく描写されていて気分が悪くなった。すごく面白い、私的にはラスト2ページが最高だった。
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罪を意識できない彼らは病んでいるのでしょうが、誰もがそうなる可能性の欠片は持っているのかもしれません。最初の三話は、まるで自分の知り合いにそんな人がいるかのような怖気を運んできます。四話目は思わず一度ページを閉じました。その食感が口の中まで伝わってきて、半泣きでガチガチに強張った...
罪を意識できない彼らは病んでいるのでしょうが、誰もがそうなる可能性の欠片は持っているのかもしれません。最初の三話は、まるで自分の知り合いにそんな人がいるかのような怖気を運んできます。四話目は思わず一度ページを閉じました。その食感が口の中まで伝わってきて、半泣きでガチガチに強張った手でようやくページをめくりました。そんな状況でも、どうしても読むのをやめられない吸引力。眉間の皺をどんどん深くしながら気付いたら正座をして…ああ!このラストは木原さんでなければ書けない。凄い。この読後の満足感はなんなのでしょう。
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『赤ちゃんと僕』の漫画家さんが原作とコラボした吸血鬼もの。コウモリが本当にかわいくて 原作者気になったのだけれど 作風が。。シリアス。。。 語弊があるかもだが個人サイトにありそうな出来、と 思ってしまった。。 『箱の中』『織の外』が評価されているので読んでみたいのだが。。 短編集 罪と罰 →主人公の医者と青年、そこまで絡みがなかったが、固執されたら凄く怖い体験をしたのだろうな。。 消える →BL? ミーナ →何故に一人で行動するのって、若いころあんなに恐怖なのだろう。。救いを求めた同級生が姉御肌でよかった。。 いじめられっ子をかばった子がいじめられて、旧いじめられっ子が今度は無視してしまう、って展開もあるので。。 虫食い →考えさせられる。 ぶちぶちした食感が好き、とか大多数に受け入れられる嗜好ならばよいが、少数派だと、好きなものを好きということすら難しい。。
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説明 内容紹介 鬼才・木原音瀬の4つの鳥肌短篇集。「罪と罰」整形外科医の棚田のもとに、深夜、階段から突き落とされた若い男が運び込まれた。懸命に治療をするが……。「消える」弟を愛してしまった僕が、弟の運転する車で事故に遭ってしまった。「虫食い」幼なじみの隼人だけは、日向が虫を食べる...
説明 内容紹介 鬼才・木原音瀬の4つの鳥肌短篇集。「罪と罰」整形外科医の棚田のもとに、深夜、階段から突き落とされた若い男が運び込まれた。懸命に治療をするが……。「消える」弟を愛してしまった僕が、弟の運転する車で事故に遭ってしまった。「虫食い」幼なじみの隼人だけは、日向が虫を食べることを知っている。「ミーナ」しわしわネームの亀井道代は自分のことを「ミーナ」と呼ばせている。なぜかクラスメート達は遠巻きにしている。 読後感の悪い4話からなる短編集。 初読みの作家さんですが 主にBL作品を手掛けているとか... どの話も気持ちがゾワゾワし 不気味な感じがします。 世の中思いもよらないいろんな人がいるんだろうなぁ...自分が思う常識は世の中的には常識じゃないんじゃないかと思ってしまいます。
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