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私の夢まで、会いに来てくれた の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2022/12/17

途中まで読んだ。読み始めから、勝手に涙が出てくる。生きるということ、人を思うこと、過去と現在、記憶と共に歩み続けること、絆、つながりなど、さまざまな思いが心の中を駆け巡って、読み続けるのにかなりのエネルギーが要る。語ってくれた方々に敬意と感謝を伝えたい。真摯に読み進めたい。

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2022/10/31
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東日本大震災。 私たちにとって、本当に大切なものは何なのか。生きるとは、どういうことなのか。 それに気付かされる心のあり方。 一瞬の行動が、生死を分けたということ。 読んでいて涙が出てきました。 生きたくても生きれなかった人たちがいた事に気づいて、今の自分の人生に反省します。 のらりくらりと生きていてはダメだと強く思いました。

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2022/03/14
  • ネタバレ

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東北学院大学の学生達が東日本大震災で家族を失った方へのインタビューを纏めた一冊。テーマは「夢」。 大切な家族や友人を失った人々が見る夢は、震災前の楽しい日常が舞台のものもあれば、津波にもがき苦しみ死んでゆく様子の夢もあり、その頻度も人によって異なる。 故人を助けられなかった後悔の念を抱く方もいれば、夢に見ることでこれからも故人との思い出を増やせる、と喜ぶ方もいる。 いずれにしても震災という心に大きなダメージを与えた出来事を思い出す「夢」について、粘り強くインタビューした学生に敬意を表したいし、話し手も若い学生だからこそ「夢」の話を共有したのだろうとも思う。 多くの方が夢の中で故人の温もりや肌の柔らかさ、声など普通の夢よりも「五感」を強く感じて現実に近い体験をしている、という点は、きっと永遠に解き明かされない謎なんだと思う。 科学は人を救うものだと一般的には語られるが、「科学ではわからないこと」が人を救うこともある、そんな気がしました。 自分にとって大切な人を重ねることでとても胸が苦しくなり、涙する内容も多々ありましたが、だからこそ「命」を大事にしたいと強く感じます。

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2019/02/21

東日本大震災で被災された方々が、亡くなられた人について、どのような夢を見ているかをテーマにインタビューし記録に残したもの。ただただ圧倒されます。でも、自分にとっては今こそ読むべき本だったとも感じました。 このインタビューが学生たちによってなされていることは、ひときわ重要と思いま...

東日本大震災で被災された方々が、亡くなられた人について、どのような夢を見ているかをテーマにインタビューし記録に残したもの。ただただ圧倒されます。でも、自分にとっては今こそ読むべき本だったとも感じました。 このインタビューが学生たちによってなされていることは、ひときわ重要と思います。話の重さや切実さに慄く聞き手が、この本には必要だったのだと。

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2019/01/17

ベッドで読み出したら止まらなくなった。 ズドンと心の奥に届くことば。 人間は生まれた時から過去を刻み始め、死に向かって一直線に進む。死は肉体が自然の資源に再利用されていくプロセスなんだけど、ヒトはそれを受け入れることができない。 考えてみたら自分がもし8年前の交通事故で死んで...

ベッドで読み出したら止まらなくなった。 ズドンと心の奥に届くことば。 人間は生まれた時から過去を刻み始め、死に向かって一直線に進む。死は肉体が自然の資源に再利用されていくプロセスなんだけど、ヒトはそれを受け入れることができない。 考えてみたら自分がもし8年前の交通事故で死んでいたら、家族や知人が悲しんだろうけど、その人たちがまた死んだら、自分の痕跡というのは地球上には役所の記録だけだ。記録は単なる記号であり、ひとが生きた証はひとの記憶の中だけなのかもしれない。 なんでひとはもう会えないひとの夢を見るのだろう? バトンを受け取るひとは少なくそのバトンに灯る松明も消えそうなのに。 それが「愛」だとすれば、不可避の死への恐怖を麻痺させるためのモルヒネのようだ。 「死」が「愛」を生み出し、「愛」は記憶を生み出し、記憶は「夢」を生み出し、「夢」は儚い灯火となって二世代ほど受け継がれる。 それは脆く儚いかもしれないけど、でも、見渡すと世界中はその儚く短い松明で照らされている。 ひとりに世界をかえることはできないけど、知り合えたひとたちの松明をなるべくたくさん掲げることが、自分に出来るいちばん大切なことなのかもしれない。 たとえ、それがモルヒネが見せる夢であっても。

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2018/08/08

学生の稚拙な筆によるので 色々もう少しな部分が強かった。 私も死んだ母の夢をたくさん見るけど、 みたいからみているのか、 本当に母からのメッセージなのか 毎回寂しい気持ちにもなる。

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2018/03/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

震災で家族を失った人が見た夢の話を読むと、単なる夢として片付けられないほど。亡くなった人と夢という場で触れあっている。人は亡くなると肉体を失うが魂は行き続けているのかもしれない。また亡くなる前に津波の夢を見ていたという人も居て、もしかしたら、予知夢というのが本当にあるのかもしれないと思った。

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2018/03/14

大学生がまとめた、東北の地震の遺族たちの、亡くなった家族が夢に出てきてくれる話を聞き取りしたものです。 学校は、買い! だよね。 単行本: 271ページ 出版社: 朝日新聞出版 2018/03/14 更新

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