続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう の商品レビュー
続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう チャレンジをテーマとして各氏の講演と主催者である永田和宏氏との対談が収められている。何者でもなかった頃の話かと言われるとそうでもない感じもするが、基本的には若者向けのメッセージになっている。学びは多いと思う。 池田理代子 漫画家を中...
続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう チャレンジをテーマとして各氏の講演と主催者である永田和宏氏との対談が収められている。何者でもなかった頃の話かと言われるとそうでもない感じもするが、基本的には若者向けのメッセージになっている。学びは多いと思う。 池田理代子 漫画家を中断してまでも声楽家を目指すために47歳で音大に入り直す。やらないで後悔したくないというのがモチベーション。 平田オリザ コミュニケーション能力について。相手のコンテクストを読み取ることができる医師を育成するために阪大は劇作家である氏を招聘した。劇の役割は解答を与えることではなく議論を喚起するものであるという意見も興味深い。やや説教臭い感じはある。 彬子女王 面白そうがモチベーションとなって「石橋を適当にたたいて」周りを巻き込みながら挑戦してしまう勢いがある。オックスフォード留学での経験が自身を大きく変えた。 大隅良典 オートファジー(自食)の仕組みを解明したことによりノーベル賞を受賞した。冒頭に若者へのメッセージをまとめているので分かりやすい。 1. 長い人類の歴史の中で自分の生きている時代を考えよう 2. 自然と親しみ、小さな発見を大切にしよう 3. 権威や常識に囚われず、自分の興味、抱いた疑問を大切にしよう 4. 情報にながされず自分の眼で確かめよう 5. 最初の疑問に繰り返し立ち返ろう 6. 人と違うことを恐れずに、自分の道を見極めよう 7. はやりを追うことはやめよう 8. 役に立つこととはなにか、長い目線で考えよう 9. 自分の理解者をつくろう
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池田理代子さん、平田さん、大隅先生のパートが良かった。 池田理代子は成功した漫画家の地位を捨てて47歳で音楽家を目指し大学に入りなおしたことで有名だが、"私にとって一番怖い後悔は、あの時やろうと思えばできたのにどうしてやらなかったのかというものです。"という...
池田理代子さん、平田さん、大隅先生のパートが良かった。 池田理代子は成功した漫画家の地位を捨てて47歳で音楽家を目指し大学に入りなおしたことで有名だが、"私にとって一番怖い後悔は、あの時やろうと思えばできたのにどうしてやらなかったのかというものです。"というところに共感した。やって失敗したらしょうがないがそもそもやらなかったことは非常に引きずるものである。
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本に紹介された著名人の若くて貧しかった頃の苦労談だとばかり思ってたけど実際は若よ者に対する訓示めいた内容が多かった。 池田理代子氏以外それ程刺さらなかったかな。
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「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を読んで、ぜひ続編も読みたいと思い読んだ。名言があふれる本。ラッシュを避けて会社に早くついて、始業前に読んだが、やる気をあたえてくれた。自分が生きていて、ここに存在することを肯定する。これは劇作家・声楽家の池田理代子先生の言葉。最近、仕事...
「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を読んで、ぜひ続編も読みたいと思い読んだ。名言があふれる本。ラッシュを避けて会社に早くついて、始業前に読んだが、やる気をあたえてくれた。自分が生きていて、ここに存在することを肯定する。これは劇作家・声楽家の池田理代子先生の言葉。最近、仕事が難しくて自信をなくしていたが、今日会社に来れているだけでも素晴らしいこと。ここにいるだけで尊いこと。心に刻んだ。
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大隅先生の話を読むだけでも価値があると思う。若い将来のある人たちに読んでほしい本です。科学の魅力をわかりやすく伝えるのは、やはり非常に重要だと思いました。
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池田理代子、平田オリザ、彬子女王、大隈良典の四氏が自分の挑戦・取り組みを語るもの。想像していたより面白い、いい本だった。それはたぶん、この本のために編まれたものではなく、研究者であり歌人でもある永田和宏氏の主導のもと京都産業大で開いた「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始ま...
池田理代子、平田オリザ、彬子女王、大隈良典の四氏が自分の挑戦・取り組みを語るもの。想像していたより面白い、いい本だった。それはたぶん、この本のために編まれたものではなく、研究者であり歌人でもある永田和宏氏の主導のもと京都産業大で開いた「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」という講座の記録だからだろう。この講座、演者の講演の後に演者と永田氏との対談があり、本書もその流れで編まれることでいい効果を出している。対談で永田氏がうまく演者の魅力やポイントを明らかにしてくれている。 四氏に総じて感じられるのは、面白そうだと思ったことに飛び込んできたこと。岐路で必要な力はあくまでシンプルで、思い切りと情熱にあり。それでいて、その思い切りや情熱の原点をしっかり言葉にできていること。
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2018年3月2日(金)に新大阪駅構内の書店で購入。同日読み始め、4月5日(木)に読み終える。第3章だけ残念な感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。 前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督などそうそうたるメンバーで、(今回はどうかしら???)と少し思ったのだが・・・・・面白かった。 「ベルサイユのばら」の漫画家 池田理代子さんは「オルフェウスの窓」を描いて人気絶頂の時に 音大受験して声楽家になっていた。 今回一番(凄い!!)と思ったのが 劇作家の平田オリザ氏 『現代社会で「コミュニケーション能力が大切」とヒステリックに叫ばれているが・・・』と始まる、コミュニケーションについての話はとても興味深かった。 海外での公演も高く評価され、大阪大学で医学部などの学生にコミュニケーションについて講義をしている平田氏。なんと 世界一周をするために定時制高校へ行きお金を貯めて、高校2年生の時 自転車で世界一周している。 海外に目を向けた文化の違いを分かりやすく、楽しく紹介できるのは 実際に経験したからこそだろう。 一読の価値あり!!
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やはり面白かったのは池田理代子先生。 まさか 47歳で音大声楽科に入学していたとは知りませんでした!それも40歳で思い立ち 45歳まで悩んで 2年かかって合格!!受かることが天才だとは思うのですが やりぬく力は素晴らしいです 見習いたい
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僕が僕である事を認めてもらえる環境に身を投じること。 それが僕が何者であるのかを知る手がかりになるのかもしれないと感じた。
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