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言葉屋(5) の商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2023/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ初の一冊通してひとつの謎を追いかけていくスタイル。 毎回、言葉や気持ちについての描写がとても丁寧で、大切なことがちりばめられているけれども、今作も盛りだくさん。 伊織くんのいろは歌の解釈がとても面白かった! 言わない勇気を選択する詠子がとても大人。 語パパの語り口調もとても好き。 哲平がいつも一歩引いて冷静で、そこもまた魅力。 この本は面白い~~~!

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2023/03/22

「「言葉屋会議をしよう!」そんな語くんの提案からはじまった詠子の春休み。しかしそこに、ある言箱をねらった「秘密あらし」が現れ、詠子たちは暗号解読にいどむことに!言葉屋シリーズ、初の長編。」

Posted byブクログ

2022/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事件を通して、語、須崎、伊織が、知り合いから友達に変化していくのがとても良かったです。言葉にしないけど信頼しあう中学生男子らしい友情がほほえましい。それぞれの個性と魅力が詳しく見えてきました。こんなに頭いい中学生いるか?と思ってしまうけど笑。 このシリーズではいつも、名言を期待しています。犯人を探す心構えについての語の考え、いろは歌についての伊織の考察、自分のふがいなさや失敗を恥ずかしく思うことについての読おじさんの話、など今回も名言たっぷりで満足。名言のページに印をつけ何度も読み返したくなります。

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2018/06/15

別にものすごい命の危機、とか一大スペクタクル、とかそういうことがあるわけではないのだけど、彼からの暗号と、それが解けた時はすごく感動してしまった。

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2018/03/06

シリーズ五冊目は初の長編ストーリー。 詠子ちゃん中1の春休み、中学から転入してきた言葉屋なかまの語、それに小学校からのなかよし、伊織、哲平、しぃちゃんととある暗号解読に挑むミステリー。一連の出来事を通じて、言葉屋の将来の在り方を真剣に考える詠子と語が気づいた、言葉をめぐって苦しむ...

シリーズ五冊目は初の長編ストーリー。 詠子ちゃん中1の春休み、中学から転入してきた言葉屋なかまの語、それに小学校からのなかよし、伊織、哲平、しぃちゃんととある暗号解読に挑むミステリー。一連の出来事を通じて、言葉屋の将来の在り方を真剣に考える詠子と語が気づいた、言葉をめぐって苦しむ人を救うために必要なものは「過去の言葉を封じる力」ではなく… そして一方で通奏低音として(主人公の性格上)描かれる瑛子ちゃんと伊織くんの交流も。受験して一人別の学校に進んだ優等生の伊織くんの物語も奥行きがあって、読ませ考えさせるなぁ。そして、ここぞという場面の描かれかた、凡百のふわふわしたジュニア小説とは違う分別ある「言わない勇気」での場の収め方はこの物語ならでは。 暗号のシステムや意義についての勉強もさせてくれるし、「手話」を言語の一つとして同格にとらえるという話題も出てくる。最新の知見を散りばめつつ言葉やコミュニケーションへの興味をかきたててくれるすごいシリーズだなと改めて思う。まだまだ続きが出るのだろうか、それをいまから期待して。

Posted byブクログ