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ケルトを知るための65章 の商品レビュー

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2024/01/22

初めて読むケルト。紀元前2000年の昔からのヨーロッパ文化の基層。ギリシャ・ローマ、アングロ・サクソンに上書きされなかつた大西洋岸に残る。アイルランド、スコットランド、ウェールズ、ブルターニュ、ガリシアなど。

Posted byブクログ

2022/06/20

さも大事そうな欧米の 文明としての紐解き アジアやアフリカよりも幼稚な文明と 感じられる 良い本だ ケルトはガリアとも言われる ガリア戦記を読む前に ケルト文化を理解をしておきたいと思い読んだ またアイルランドを中心としたケルト神話などの神秘的イメージや芸術性にも強く惹かれ...

さも大事そうな欧米の 文明としての紐解き アジアやアフリカよりも幼稚な文明と 感じられる 良い本だ ケルトはガリアとも言われる ガリア戦記を読む前に ケルト文化を理解をしておきたいと思い読んだ またアイルランドを中心としたケルト神話などの神秘的イメージや芸術性にも強く惹かれるものがある 文字を持たないケルト人は口頭伝承で部族に分かれて文化をつないできた アイルランドとスコットランドばかりでなく、現在のヨーロッパ文明の基盤になった民族であり文化、文明であった事の再認識が進んでいるようだ 中央アジアから馬に乗った首狩り族としてギリシャの記録にとどめられているそうだ そしてフランス ドイツ スイスを中心に広くヨーロッパにその文化を広げていた パリやリヨンやジュネーブという地名もドナウ川やセーヌ川などもケルト語だという 文字がなくても地名として現在でも その文化が残っているのは北海道のアイヌ文化のようだ イングランド アイルランドもその一部である ストーンヘンジなどは原ケルト文化以前の紀元前3000年頃のものらしい 青銅器を使い始めたハルシュタット文化は紀元前2000年頃以降だ ドナウ川の上流にケルトの起源があるとギリシャの歴史家ヘロドトスが記録したのが紀元前500年 鉄器時代だ ケルトでは鉄器の製造には秀でていたようだ その後、ラ・テーヌ文化の時代に入る 拠点はセーヌ川 上流のブルゴーニュ地方 ヴィクスなども挙げられる そして紀元前58年から51年が カエサルのガリア戦記に書かれたローマ軍の侵略でケルト人は敗れ、ローマ軍に加わることになる まだ キリスト教以前である キリスト教がイングランドに入るのが西暦500年頃だ その間にもゲルマン民族やノルマン民族、バイキングにアイルランドやイングランドは占領されて行く ダブリンという街の名はバイキングの言葉 しかしアイルランドやスコットランドにはピクト人などケルト文化の部族も残っており古くからの文化遺産を現在でも確認することができるという 今でもケルト文化をアイデンティティとして持つ ウェールズ スコットランド アイルランド ブルターニュだ 現在では日本を含め世界中で ケルトの文化に関心を寄せているようだが、その中でも興味深いものはある 本来ケルトでは人間を生贄にする儀式もあった またハロウィーンはケルトの正月である 10月31日の夜が1年の始まりだ 妖精たちが一斉に飛びまわるという 地上絵 が描かれ、現在でも残っているそうだ 3000年前 ストーンヘンジの頃とされている 掘ると白亜層のチョークが出てくる 掘って白い線の大きな絵を描いた そして草や木が生えないように維持してきた 信仰の対象になっていた 地上絵として知られるのは ウィルミントンのロングマン サーンアッバスのロングマン チャーヒルの白馬 アッフィントンの白馬 などがあるそうだ 他にも歴史遺産は ピクト人のシンボルストーン マリ州フォリス スエノ石彫 修道院の円塔 グレンダロッホ ダブリンの南 ウィックロー州中央 キルケニー 聖ケニス大聖堂 など たくさん残っているようだ ウェールズの説話集マピノギオン 小泉八雲 ラフカディオ ハーン バーナード・ショー オスカー・ワイルド イェィツ ケルトの薄明 ジョージ・ラッセル JMシング 西の国の人気者 聖者の泉 アイリッシュダンスやハイランドダンスやフォークダンスなど 現代の社交ダンスなどの起源はケルトに通じていた

Posted byブクログ