アルテーミスの采配 の商品レビュー
av女優?そりゃ闇だろう。闇しか感じないでしょ。 なのでドロドロしてんだろうなーと構えて読んだのでさほどと思ってしまった(;・∀・) 真梨幸子さん大好きなんだけど、今回はいつもよりのめり込むことができなかった。
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ゴーストライターの名賀尻はAV業界をテーマとした原稿の依頼を受け、複数のAV女優へのインタビューを行う。 だが、取材した女優たちが次々と謎の死を遂げ、彼は罠にはめられ警察に追われることになってしまう。 事件の裏にはアルテーミスの采配というウェブサイトがあった…。 前半は名賀尻が取材したAV業界に身を投じた女性たちの転落人生が詳細に語られ、後半は名賀尻の失踪後、彼の原稿を読んだ女性が謎を探っていくという流れになっています。 AV業界の仕組みと実態、そしてブラック体質が赤裸々に語られるのでかなりエグい読み心地でした。 女性を女優に堕とすためのえげつない手口、低賃金かつ肉体労働の過酷さ、グレーゾーンの業界体質ゆえ救済措置は皆無という容赦の無さ… 小説ですが、著者は取材もしているので多少真実も反映しているんでしょうね~。 男性の性的欲望を満たすためだけに存在する業界のおぞましさには、吐き気をおぼえました。 また、視点がどんどん変わり、誰の視点で語られているのかわからないモノローグが重なり合って物語が進んでいくため、読み手は混乱させられます。 事件の全貌が把握できないまま最後までストーリーが疾走していくのでゾクゾクするやら目まぐるしいやら、何が何だかわからない 笑。 最終的にはうまくまとまるけど、破綻もあるし、大したトリックも無い気がするし、尻すぼみ感が半端ない。 刺激的な題材を扱ってるだけで、ご都合主義感満載の物語には面白みを感じなかったです。 もっと作者の悪だくみに翻弄されるような、凝ったイヤミスが読みたい!!
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難しい! 登場人物が多く、中には名前すら明かしてくれない人もいて、最初のうちは行ったり来たりしながら読んでいました。 ただ好奇心をくすぐる展開、くらーいいやーな感じは真梨さんらしさの真骨頂。 最後まで一気読みでした。 ただ一回じゃ理解できない。軽く読み返しただけで、いろんな...
難しい! 登場人物が多く、中には名前すら明かしてくれない人もいて、最初のうちは行ったり来たりしながら読んでいました。 ただ好奇心をくすぐる展開、くらーいいやーな感じは真梨さんらしさの真骨頂。 最後まで一気読みでした。 ただ一回じゃ理解できない。軽く読み返しただけで、いろんな新しい気づきがあります。 あと3回ぐらい読まないと見落としていた伏線がありそう。
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アダルトビデオ業界の闇…… AV女優をアダルトビデオ業界に斡旋するプロダクションZEGEN ZEGENの社長鮫川しずかよりAV女優の生態を本にする企画があがりそのライターとして雇われた名賀尻龍彦。彼は五人のAV女優を紹介されインタビューをする。 最初の女優は東城ゆな、名賀尻は嘘...
アダルトビデオ業界の闇…… AV女優をアダルトビデオ業界に斡旋するプロダクションZEGEN ZEGENの社長鮫川しずかよりAV女優の生態を本にする企画があがりそのライターとして雇われた名賀尻龍彦。彼は五人のAV女優を紹介されインタビューをする。 最初の女優は東城ゆな、名賀尻は嘘で固められた彼女の本性を暴く為に色々な事を聞きやっと本名と職業を聞き出す事に成功する。しかしその名前も職業も嘘だった。 紹介してもらった五人の女優のインタビューが全て終わった。 名賀尻に東城ゆなが殺害されたと連絡が入る。しかも東城ゆなの携帯電話の最後の履歴が自分だった為警察にマークされていると。 冗談じゃない。殺したのは自分じゃない。 しかし名賀尻がインタビューした女優が次々と殺されていく。 とうとう名賀尻本人も行方不明になる。 色々な人物が混じり合い思いもよらない犯人へと結びつく。 真梨幸子さん2冊目です。 450ページ程あったので読み終わるのに結構時間かかるだろうと覚悟していましたが面白くてあっという間に読み終わりました。 アダルトビデオ業界の話です。有名な女優が急に亡くなったという実際の話も聞いたことがあるので100%作り話のようには感じなかった。 ディープな部分は案外真実が入っているんじゃないかな。 特殊な業界ゆえに表に出ない事の方が多いように思います。 登場人物が多く、入り乱れてなかなか犯人を特定できなかったけれど内容が面白くて最後までのめり込みました。 えっ、あなたが黒幕? 最後の含みを持った1行の終わり方も好きです。
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真梨さんらしい、女の復讐心が出ていたなと思いました。 忘れていた人が最後に絡んできて、予想できなかった。
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2018年、24冊目は再読月明け、安定度高い、真梨幸子。 フリーライター、名賀尻龍彦はAV女優のインタビュー本のゴーストライターの依頼を受ける。しかし、インタビューを行ったAV嬢は次々と不審な死をとげる。そして、容疑者となった名賀尻も失踪。そして、『アルテーミスの采配』と題され...
2018年、24冊目は再読月明け、安定度高い、真梨幸子。 フリーライター、名賀尻龍彦はAV女優のインタビュー本のゴーストライターの依頼を受ける。しかし、インタビューを行ったAV嬢は次々と不審な死をとげる。そして、容疑者となった名賀尻も失踪。そして、『アルテーミスの采配』と題された名賀尻の草稿が、出版社の派遣社員、倉本渚の元へ届く。 独特な違和感に覆われたプロローグ。そして、第一部の終盤から、物語は不穏なドライブを始め、第二部突入。もぅ止められない。 展開の中での、違和感、引っ掛かりは、ほぼ伏線回収され、大きな金の流れの裏側にある、大きな別の目標達成へ向けた一大プロジェクトの全貌が明かされると言った造り。ソコにあるのは、ドロドロの女達の情念を軸に、ある男を含めた復讐劇。多少の疑問点は残らないでもないが、真梨幸子のお得意とする処で勝負した印象。大オチの後はストレートなのか❔ひっくり返されるのか❔その辺も上手いよなぁ。 扱った題材が、性風俗的なモノなので、読者を選ぶとは思うが、個人的に大好物。文句なしに、★★★★☆評価。
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さすがイヤミス三大女王の一席らしく、爽やかさの欠片もない漆黒の悪意とドロドロさにたじろぎながらも読了。AV業界の闇をルポタージュ調で暴く第一部はノンフィクションさながらの胸糞悪さと凄惨さで、第二部では巧妙に仕掛けられた物語の罠が徐々に明らかになる。登場人物は多く、事件の真相や動機...
さすがイヤミス三大女王の一席らしく、爽やかさの欠片もない漆黒の悪意とドロドロさにたじろぎながらも読了。AV業界の闇をルポタージュ調で暴く第一部はノンフィクションさながらの胸糞悪さと凄惨さで、第二部では巧妙に仕掛けられた物語の罠が徐々に明らかになる。登場人物は多く、事件の真相や動機も目新しくはないが、緻密な物語の構成は圧巻の一言で、散らばった時系列が見事に回収される。性産業の闇は蟻地獄さながらで、そのリアルな描写はボディブローのように効いてくる。覚悟して読むべし…。ちなみに表紙は写真ではなく油絵らしいです。
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この作家さんの独特なドロドロ感は好きだ。 あまり表に出したくない人の歪んだ心情を書くのが上手い。 最後の方まで話しの展開の構図がなかなか分からなかった。 いい意味でそこに引き込まれていく。 その一方で犯人は途中で分かってくる。最後にどう収束するのかが気になっり読むペースが速くな...
この作家さんの独特なドロドロ感は好きだ。 あまり表に出したくない人の歪んだ心情を書くのが上手い。 最後の方まで話しの展開の構図がなかなか分からなかった。 いい意味でそこに引き込まれていく。 その一方で犯人は途中で分かってくる。最後にどう収束するのかが気になっり読むペースが速くなる。 多少、ストーリー展開が大胆なので細かい点に突っ込み所はあるがそこを差し引いても面白い。 AV業界ってそんなものかと思ってはいたが、文章で纏められると良く理解が出来る。
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AVっていうか、女性ってこうなの?と誤解するような筋書きかな 散りばめたピースを最後にピタリとはめ込む手腕はさすがの一言。無理な設定もあるかもしれないけど、無駄がない構成に感服。
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真梨幸子さん、今回が初めてでした。 第一部はタブーなAV業界に足を踏み入れた気がしてぞわぞわしたものの、第二部は後半になるにつれて伏線回収のための説明が多く、わざと焦らした感じの表現も手伝って薄っぺらく感じてしまいました。AV界の話というだけですでにイヤな感じがするので、読み進めればもっともっといや~な気持ちになんだろうなーと期待の方が大きくなり、AVを題材にするのって難しいのだなと思いました。
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