マネーの代理人たち の商品レビュー
外資系運用会社で日本株のアナリストやポートフォリオマネージャーを務めた著者が、運用者の実態を綴ります。 運用者がアルファを稼ぎだすための努力、苦悩、成功、失敗などを重ねる、ふつうの人間であることがわかります。実際に見聞きしたことが書かれています。 おもしろかったです。
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業界歴の長い著者による比較的軽いタッチで描かれた本で、金融業界に関わるプレーヤーへの理解が深まる。 運用業界は、資金提供元の年金や銀行、保険などの「マネーの代理人」であり、 フィデュシャリー・デューティーに則って業務遂行にあたる。 そのなかで、ベータ(市場に追随することで得られ...
業界歴の長い著者による比較的軽いタッチで描かれた本で、金融業界に関わるプレーヤーへの理解が深まる。 運用業界は、資金提供元の年金や銀行、保険などの「マネーの代理人」であり、 フィデュシャリー・デューティーに則って業務遂行にあたる。 そのなかで、ベータ(市場に追随することで得られるリターン)を超過するアルファ(超過収益)を創出するために、 世のファンドマネージャーは智慧を絞るのだが、人事上のインセンティブも絡んで、アルファへの強いインセンティブが働くことで、 マネーゲームと化している可能性を指摘。 市場の流動性を高める以外の社会的意義について、疑問を投げかける。 一つの解決の方向性として、ESG投資を挙げており、持続的で長期的なリターンを目指すことで、マネーの流れを変化させ、 真に意義のあるビジネス、領域に、マネーが流れるようになることを希望している。 また、企業の運用会社の担当者に対する情報開示と同程度に、個人投資家への情報開示も充実させれば、 いわゆるデイトレードではなく、意義のある企業、事業に投資する流れができるのでは、との指摘は興味深いと感じた。
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タイトルに惹かれて買ったが、こんな内容だったら他の本で十分だった。 海外投資家や運用業界に憧れている学生や一般の方向けの感じ。
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上智大学外国語学部イスパニア語学科で同期生だった美奈ちゃんがフジテレビのキャスターからアメリカ金融界へ。
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