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筋読み の商品レビュー

3.2

23件のお客様レビュー

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2019/06/30

第16回「このミステリーがすごい」大賞優秀賞を受賞した本作は、ある女性殺しの犯人ということで出頭したところから物語はスタートし、捜査一課の刑事 飯綱が一旦は、捜査から外されるが、別件の略式誘拐事件の捜査をしているうちに女性殺しの事件との関連性が出てきて、犯人として出頭した男と略式...

第16回「このミステリーがすごい」大賞優秀賞を受賞した本作は、ある女性殺しの犯人ということで出頭したところから物語はスタートし、捜査一課の刑事 飯綱が一旦は、捜査から外されるが、別件の略式誘拐事件の捜査をしているうちに女性殺しの事件との関連性が出てきて、犯人として出頭した男と略式誘拐された男のDNAが一致するという奇妙な接点が出てきて、クローン問題まで絡んだ壮大な展開の末、真相が全て明らかにされていくという展開ですが、若干詰め込みすぎな感があり、事件の背景のディテールが浅い感じになってしまったのが残念でしたが、スピーディーな展開で楽しめる作品でした!

Posted byブクログ

2019/06/22

女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所...

女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所を特定し無事保護したが、少年から山下と全く同じDNA型が検出されたとの報せが入り―。 前半は快調によく読ませたのだが、後半は訳が分からず。

Posted byブクログ

2019/06/14

ある事件の被告人と全く別の事件の被害者のDNA型が一致するという科学的にありえないことが起きる冒頭でがっつりつかまれました。とにかくどうしてそんなことが起きたのかが気になって先へ先へと一気にページをめくりました。予想外の展開もあり、よくできていると思います。DNAに関する話はとて...

ある事件の被告人と全く別の事件の被害者のDNA型が一致するという科学的にありえないことが起きる冒頭でがっつりつかまれました。とにかくどうしてそんなことが起きたのかが気になって先へ先へと一気にページをめくりました。予想外の展開もあり、よくできていると思います。DNAに関する話はとても興味深かったです。主人公が天才的な筋読みから「ヨミヅナ」と呼ばれる刑事なのに、ラストのお膳立てが凄すぎてそれが薄く感じてしまったのが残念でした。受賞作でデビュー作ですから、たくさん書いてこなれてくる今後の作品に期待しています。

Posted byブクログ

2019/03/14

女性モデル殺害の容疑で山下という男が出頭して来た。現場で採取された遺留物のDNA型が山下のものと一致したため、起訴間違いなしですと目された。 しかし、捜査一課の飯綱刑事だけは異を唱えた。 そして、同じ頃、少年が車にひかれ、直後、拉致される事件が発生する。 飯綱刑事が、少年を探...

女性モデル殺害の容疑で山下という男が出頭して来た。現場で採取された遺留物のDNA型が山下のものと一致したため、起訴間違いなしですと目された。 しかし、捜査一課の飯綱刑事だけは異を唱えた。 そして、同じ頃、少年が車にひかれ、直後、拉致される事件が発生する。 飯綱刑事が、少年を探し出し、無事保護したものの、なんと山下容疑者のDNA型と少年のDNA型が一致したという。なぜ? 二転三転するストーリーに、ハラハラドキドキする展開。 読み応えはありますが、最後の謎解きは、やや複雑すぎる感じがしました。 もう少し、シンプルでもよかったかも...

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2018/12/25

渾沌としすぎて、ようやくエンジンかかってきたと思ったら、トホホの展開でめちゃめちゃがっかり。 クローンでひっぱりすぎでしょ。

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2018/08/09

第16回このミス優秀賞受賞作。 もちろん、著者初読み。 同時受賞に「感染領域」があり、なかなかトリッキーで新しい視点で楽しめたので、この作品も読んでみることに。 主人公は警視庁捜査一課の飯綱。主任でもある飯綱の別名は「スジヅナ」。事件の筋読みを得意とする、今までの警察小説にはいな...

第16回このミス優秀賞受賞作。 もちろん、著者初読み。 同時受賞に「感染領域」があり、なかなかトリッキーで新しい視点で楽しめたので、この作品も読んでみることに。 主人公は警視庁捜査一課の飯綱。主任でもある飯綱の別名は「スジヅナ」。事件の筋読みを得意とする、今までの警察小説にはいないタイプ。 よって、警察小説にも拘わらず、探偵小説のような展開になっている。 女性を殺害した疑いで逮捕された男性と、交通事故の被害者と思われる少年のDNA型が一致した。DNA型が一致する確率は4兆7億分の1。これは何を意味するのか?2つの事件はどうつながるのか?が大筋。 法学部出身。NHKに勤務経験もあり、現在は弁護士。そのせいか、文章にやたら「指針」などが出て来るのが、個人的には面白かった。 DNA型の一致と言うことから、トリックは結構早い段階から予測はつくが、それを否定→肯定→否定…を延々とループするやり方は少しうんざりする。せっかく新しいタイプの主人公なので、シリーズ化して、トリックの完成度も上がることを期待したい。

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2018/07/31

著者は新卒でNHKに入って半年で辞めて3年の浪人の果てに弁護士になってから小説を書いた人。 最後までだれることなく一気に読める。

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2018/06/17

ごちゃごちゃ系 読者をびっくりさせたいとか考えるとこうなるしかないのかなぁ ある刑事の目線で描かれる まず一件の殺人が発生、すぐに犯人が出頭 だが何かおかしい、本当の犯人なら分かっているはずの事が当初分かっていなかったり しかし、DNA鑑定でも犯人と判定され、最終的には辻褄が...

ごちゃごちゃ系 読者をびっくりさせたいとか考えるとこうなるしかないのかなぁ ある刑事の目線で描かれる まず一件の殺人が発生、すぐに犯人が出頭 だが何かおかしい、本当の犯人なら分かっているはずの事が当初分かっていなかったり しかし、DNA鑑定でも犯人と判定され、最終的には辻褄があった事もあり、更に勾留期間も切れそうという事で、多少の違和感には目をつぶって起訴 主人公となる刑事はその状況に異を唱え、所轄に一時異動?応援みたいな形で所轄に 所轄では、ある交通事故を担当するが、ただの交通事故ではない感じ 車から降りて逃げた少年が対向車にはねられ、その後、その車に再度押し込められてどこかに行ってしまったという 交通事故後に誘拐というような状態 その車の持ち主を調べたところある法人の車である事が判明、話を聞きに行く 刑事の勘なのか怪しさを感じる Nシステムでその車がどこに向かったか調べ、その付近に先の法人の拠点が無いか確認 そこに踏み込むと一人の少年が昏睡状態で発見され、警察の病院に移送されるが、すぐに軍隊のような連中に手際よく奪還されてしまう ただ、警察の病院で少年のDNA検査をした結果が出て驚愕 先の殺人事件の犯人のDNAとこの少年のDNAが同じである事がわかったのだ DNAによる捜査や、裁判証拠としてのDNA DNAというものが認知され、その能力も認められてきているのは、同じDNAを持つ人はほぼおらず、時間軸で考えて同じ時代に同じDNAを持つ人間がいる可能性はなく、唯一無二で判定できるものだから その根幹をゆるがす大事件で、これまでDNAによって犯人が決まった事件が冤罪である可能性まである 警察側でもいろいろと考えた結果、少年は最初の事件の遺伝子を元に作られたデザイナーベイビーなのではないかと 個人的にはこの辺りでチョット現実味が薄れた チョットこの先はごちゃごちゃしてるので読んでくださいw

Posted byブクログ

2018/06/10

女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所...

女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所を特定し無事保護したが、少年から山下と全く同じDNA型が検出されたとの報せが入りー。

Posted byブクログ

2018/05/03

DNAやクローン技術を使われた犯罪はこれから増えるのかな…と思ってしまったが、難しい。説明されても??が残るので、楽しさ半減なのか…

Posted byブクログ