マンガと解説でよくわかる 古事記 の商品レビュー
コンビニ立ち読みでマンガ部分だけ流し読み。 結構面白い。この本の出来がどれほどかはよくわからないけど、とにかく神話のの中身が興味深い。 超常現象なのか世迷言なのかわからない無茶苦茶な創世記部分から、割とナチュラルにしれっとヤマトタケルやら神武天皇やら、やけに具体的な豪族争いの話...
コンビニ立ち読みでマンガ部分だけ流し読み。 結構面白い。この本の出来がどれほどかはよくわからないけど、とにかく神話のの中身が興味深い。 超常現象なのか世迷言なのかわからない無茶苦茶な創世記部分から、割とナチュラルにしれっとヤマトタケルやら神武天皇やら、やけに具体的な豪族争いの話に繋げてくる。このあたり、世界神話学入門(後藤 明)を読んでるところだったのでぴったり。また、日本史のツボ(本郷 和人)を理解する下地にもなった。 本郷先生のいうように、これが白村江敗戦後の7世紀に、中国の侵攻を恐れる当時の大王/天皇が日本としてまとまるための独自性を打ち出す目的で必死こいて編纂したと考えるととても味わい深いし、後藤先生のいうように、その中身はゴンドワナ/ローラシア型神話のモチーフを世界中と共有してると思うと味わい深さも限界超える。
Posted by
- 1