小説禁止令に賛同する の商品レビュー
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小説批判をしている体で小説技法と文学論を論じた随筆の体をなした小説 という体の小説 かな? 時折現実のいとうせいこうも顔を覗かせるなどして、サービス精神とギミック満載の作者らしい作品。大好き。
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とても刺激的で面白い小説だった。しかし、どこがどのように刺激的で面白かったかを書くことがうまくできない。文学や小説について考え、権力がそれらを禁じることを恐れる。静かに、隠れて抵抗する術を今から覚悟を持って身につけること、小説においてそれは可能であるのだということを感じ取った。
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幻音という私にとって新しい概念を発見させてくれた。他にも日本語の面白さや小説の構造の奥深さがとても興味深かった。
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鴻巣友季子の2018年のベスト。 書き手は元小説家。 党の機関紙にプロパガンダ記事を書くことになりました。この管理国家の「小説禁止令」を礼讃する記事を! 現に、いくら弾圧しても、本作は卓抜な文学論であり小説称賛にして、最高の小説になってしまったではありませんか! 恐るべし、小説め...
鴻巣友季子の2018年のベスト。 書き手は元小説家。 党の機関紙にプロパガンダ記事を書くことになりました。この管理国家の「小説禁止令」を礼讃する記事を! 現に、いくら弾圧しても、本作は卓抜な文学論であり小説称賛にして、最高の小説になってしまったではありませんか! 恐るべし、小説め。
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タイトルが衝撃的で読んでしまった。が、正直、何を書いているのかよくわからなくなった。が、よくわからないのに、なぜか読んでしまうのだ。近未来の思想家の囚人が語る小説禁止令の訴え。支離滅裂にも思える発言。そしてそれに対する処罰。滑稽にも見えるし、痛々しくも見える。どこまでが本物でどこ...
タイトルが衝撃的で読んでしまった。が、正直、何を書いているのかよくわからなくなった。が、よくわからないのに、なぜか読んでしまうのだ。近未来の思想家の囚人が語る小説禁止令の訴え。支離滅裂にも思える発言。そしてそれに対する処罰。滑稽にも見えるし、痛々しくも見える。どこまでが本物でどこまでが虚構なのか、とにかく読者を戸惑わせる。結局、理解不能なのに最後まで読ませてしまうのは作者ならではの妙技だと思う。
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