普遍史の変貌 の商品レビュー
地を這うような研究の成果、本書の読了後の感想は、短くいえばこの言葉に尽きる。 人々が自分たちの歴史をどのように認識し、そしてそれを記述してきたのか。この単純な問いに対し、筆者自身があとがきや客注で述べているように、分析対象の典拠の妥当性から研究をはじめ、この論文を書き上げている...
地を這うような研究の成果、本書の読了後の感想は、短くいえばこの言葉に尽きる。 人々が自分たちの歴史をどのように認識し、そしてそれを記述してきたのか。この単純な問いに対し、筆者自身があとがきや客注で述べているように、分析対象の典拠の妥当性から研究をはじめ、この論文を書き上げている。 筆者の血のこもった研究過程が浮かび上がる記述に溢れ、本文360ページの大作にもかかわらず、一気に読み進めてしまった。
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