経済史 の商品レビュー
序章から「歴史物語り論」を素直に肯定する歴史学者も珍しいが、著者は謙遜してなのか「入門書」のレベルですらないと述べている。が、大学院を志す者でもない限り、これ1冊理解すれば質量ともに充分な内容であると思われる。
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想定読者は大学学部1〜2年生。通年の経済史基礎などの科目教科書として書かれたと言うが、社会人が読んでも十二分に面白いし、かなり歯ごたえがある。ページ数からして540ページ。自分は通勤のバスの中で読んだが、読み切るのに10日ほどかかった。 基本的な概念を身近な例を用いながらこれで...
想定読者は大学学部1〜2年生。通年の経済史基礎などの科目教科書として書かれたと言うが、社会人が読んでも十二分に面白いし、かなり歯ごたえがある。ページ数からして540ページ。自分は通勤のバスの中で読んだが、読み切るのに10日ほどかかった。 基本的な概念を身近な例を用いながらこれでもかというほどわかりやすく説明している箇所もあるのだが、一方でやや説明が雑かなと思われる部分もあり、こういうテキストはバランスが難しい。 個々の論点については一々書かないが、ユニークな教科書であることは間違いない。小田中直樹先生の『ライブ経済史入門』などと読み比べるのも面白いかと思う。
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経済を欲望という軸から捉える。 大学のリベラルアーツ特集で取り上げられていた本だけあって、経済だけではなく多種多様な学問を総合的に「経済史」に落とし込んでいるため、好奇心が途絶えることなく540ページも難無く読めちゃった。
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経済の定義がまず面白い。 人の際限のない欲望を皮切りに、ロジカルに歴史が説明されていく。 現状の社会のあり方を考えたい人にオススメ。
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これは面白い。経済とは何か、なぜ経済は成長するのか、その発展を段階を追って解説してくれる。個人的には利潤の経済発展への影響が理解でき、非常に有用だった。勧められて読んだが、自分もこの本を人に勧めたい。
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