韓国(2018～19) の商品レビュー

地球の歩き方編集室(編者)

2018/12/13

１１月にソウル・光州を旅した。実に７年ぶりぐらいに買った。この間の物価の上昇やその他の変更を考えると、昔のを使いまわしていたのではいけないと、今回の旅では判断した。他の社のを使おうと本気で店回りをしたのだが、驚いたことに「歩き方」が一番硬派、あとは女性の街歩きに特化されているのである。バックパッカー向けのガイドブックは、日本ではもうこれしかないのか！

今回の旅で一番の心配は、最終日の便が朝の８時出発だったこと。タクシーは高くて使わない。パッケージツアーではないので、電車に乗るしかない。ソウルから一番電車に乗っても、空港に着くのは６時半だ。ということを「歩き方」で初めて知った。そして「歩き方」だけに、空港近くのトランジット町・雲西があると記載があった。(58ｐ)。沢山ホテルはあるとかいているけど、予約が本当に必要ないのか、確信が持てずにソウルについてからもうろちょろする羽目になるのではあるが。

反対に言えば、この「歩き方」の価値は、そこだけだったと言っていい。光州では「市街にホテルは点在するぐらいしかない」と書いているおかげで６万ｗをもする高い観光ホテルに泊まる羽目になったし（本当は少し歩けばモーテルは多数あった）、仁川空港の一番ターミナルと二番ターミナル二つの駅に分かれていることを書いていなかったり、韓国は国立よりも新しい博物館ほど面白いのだけど、それが多く抜けていたりしている。そうそう、特集で世界遺産が12あると、書いていたが、何故「記録遺産」に登録された「光州民主化運動」が抜けているのか、これは抗議しておきたい。「歩き方」は、政府に忖度するような本では無いと思っていたのに。
まあ、でもあればちょくちょく見たのでお守り代わりにはよかったかな。