哲学がわかる因果性 の商品レビュー
「因果」「因果性」について哲学がどう考えてきたかを簡潔 にまとめ網羅的に解説した因果性についての哲学的見取り図 のような本。同じシリーズの形而上学ほどの構成の妙はない のだが、上手くまとまっているのではないかと部外者でも 思えるので、きっと良い本なのだろう。 この本を読んでも、...
「因果」「因果性」について哲学がどう考えてきたかを簡潔 にまとめ網羅的に解説した因果性についての哲学的見取り図 のような本。同じシリーズの形而上学ほどの構成の妙はない のだが、上手くまとまっているのではないかと部外者でも 思えるので、きっと良い本なのだろう。 この本を読んでも、自由エネルギー理論・予測誤差最小化 理論ではどう考えるのだろうかとつい考えてしまう悪い(?) クセが付いてしまっているなぁ。
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普段の生活では単純な規則性をもとにして「因果関係がある」といってもよいのだけど、そうしたヒュームが批判した必然性にまつわる因果から離れ、様々な「因果」について考えていく後半が勉強になった。 とくに因果関係が存在しなければ成り立たない「科学」との関係については多数の例が取り上げら...
普段の生活では単純な規則性をもとにして「因果関係がある」といってもよいのだけど、そうしたヒュームが批判した必然性にまつわる因果から離れ、様々な「因果」について考えていく後半が勉強になった。 とくに因果関係が存在しなければ成り立たない「科学」との関係については多数の例が取り上げられていて勉強になりました。
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大学のレポート課題のために読みました。 本書では因果性にまつわる議論が横断的に扱われています。 話の導入が丁寧で、因果論を初めて学ぶ自分でも無理なく読み進められました。 因果論の入門書として非常に良かったです。 章ごとのキーワード 1 因果性、デイヴィッド・ヒューム、バート...
大学のレポート課題のために読みました。 本書では因果性にまつわる議論が横断的に扱われています。 話の導入が丁寧で、因果論を初めて学ぶ自分でも無理なく読み進められました。 因果論の入門書として非常に良かったです。 章ごとのキーワード 1 因果性、デイヴィッド・ヒューム、バートランド・ラッセル 2 規則性(恒常的連接性)、デイヴィッド・ルイス 3 時間的先行性と近接性、イマヌエル・カント 4 反ヒューム主義、必然性、スピノザ、アリストテレス、ジョン・マッキーのinus条件、エリザベス・アンスコム 5 反事実条件、多重決定 6 物理主義、ジョン・ロック、還元主義、創発主義 7 多元主義、ナンシー・カートライト、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、ネッド・ホール、推論主義 8 原初主義、トマス・リード 9 傾向性主義、因果的パワー 10 カール・ピアソン、ロナルド・フィッシャー、RCT、因果グラフ(ベイジアン・ネットワーク)、ベイズ主義、ブラッドフォード・ヒル基準
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ほとんどの人にとっては興味の対象外なのだろうが、因果とは何か考えさせられる本だった。 因果は規則性に存するのか、反事実条件的依存性に存するのか、物理的な量の伝達に存するのか。 どれももっともらしいが反例がある。 例えば、好きな人に触れると体が熱くなるのは、物理的な量で説明するには...
ほとんどの人にとっては興味の対象外なのだろうが、因果とは何か考えさせられる本だった。 因果は規則性に存するのか、反事実条件的依存性に存するのか、物理的な量の伝達に存するのか。 どれももっともらしいが反例がある。 例えば、好きな人に触れると体が熱くなるのは、物理的な量で説明するには複雑すぎる。その人との関係性や心理状態などが関係しているからである。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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