帰国子女 の商品レビュー

チャールズ・カヌーセン(著者),彦坂メアリー(訳者)

2024/09/25

最近の帰国子女状況を知りたくて読みました。英語はキープしつつ、日本の勉強をキャッチアップ、文化にも慣れる… 帰国子女は本当に大変だと思いました。中学受験では日本語の勉強も英語力も求められ、両方やって英語力を落とさないのはなかなか大変だと思います。

最後の付録の大学受験の説明も読んでおくと中高をどう送るかの参考になります。

何十年も前の帰国子女としては、「気持ちの重要性」を読んでいても胸が痛くなりました。色々と思い出しました。親は日本に馴染むサポートはしてくれましたが、英語は出来るからと放置されましたが、本当はそこも大切。英語を忘れるのに外国人っぽい感覚だけ残りました。英語を取り戻す為に大学で再度留学しました。

2024/09/03

現在アメリカ在住。そのうちやってくる本帰国に備えて読んでみた。

色々参考になった。以下は備忘録。

・今後どこに住んでも、子供達の日本語と英語のフォローアップは必要
・帰国子女が日本の学校へ行っていじめられないようにするために、NG行動を事前に子供達と確認した方がいい
・帰国後日本の学校に通う場合、言語以外にも子供達には色々な壁がある(例えば電車通学になった場合、アメリカでは車送迎だったのが、突然満員電車で1時間になると、それだけでもすごいストレスになる)。

2018/10/20

帰国子女の小学生の英語勉強法について、具体的なスケジュールを含めてよく書かれていた。さすがその道の第一人者が書いた本であり、子供の帰国後の英語の勉強法に悩んでいる人は読むべき本。

2018/06/16

帰国子女-帰国する前に親子で読む本。チャールズ・カヌーセン先生の著書。帰国子女は文化や価値観の違いから、帰国後に日本の学校や子供たちと馴染めないことが多く、嫌われたり疎外されたり、問題児、トラブルメーカーになってしまうことさえあります。多くの帰国子女が持つ自我、自己主張、自己顕示欲の強さや自信に満ち溢れた態度が、日本の子供たちには攻撃的で高圧的、尊大で偉そう、自信過剰、自意識過剰生意気と感じられてしまうことがあるためです。そのような不毛な摩擦やトラブルを避けるためにも、帰国子女の親子が帰国する前に親子で読む本としてふさわしい内容であると思います。帰国子女を受け入れる学校関係者や教育関係者にとっても一読の良書です。これからの国際化社会では帰国子女は宝ともいえる存在ですから、みんなで支えていかないといけないと思います。