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「未解」のアフリカ の商品レビュー

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2024/02/27

善悪の概念が強すぎて違和感を感じるものの、冷静にみれば内容的には客観的な著述でしかも著者自身お体験も交えているため説得力があるアフリカ紹介の著作。

Posted byブクログ

2018/07/13

アフリカ大陸諸国の歴史的、文化的背景を紐解いて、発展を阻害する問題点を明らかにしていく。奴隷貿易や植民地政策など、欧州勢による負の遺産がいかに根強く残っているか、考えさせられる。アフリカは歴史的に決して「未開」な暗黒大陸だったわけではなく、ヨーロッパ側から論じられた歴史が誤解を招...

アフリカ大陸諸国の歴史的、文化的背景を紐解いて、発展を阻害する問題点を明らかにしていく。奴隷貿易や植民地政策など、欧州勢による負の遺産がいかに根強く残っているか、考えさせられる。アフリカは歴史的に決して「未開」な暗黒大陸だったわけではなく、ヨーロッパ側から論じられた歴史が誤解を招いているか、認識させられた。

Posted byブクログ

2018/06/27

小学生の時、トイレに貼られた世界地図を見て、なんでアフリカの国境は(特に)直線が多いんだろうかと思ってた。 なぜアフリカのことを、ほとんど知らないのか。 学生時代に習う世界史には、なぜアフリカ史が抜け落ちているのか。 独裁政治から脱せず、内紛が絶えない理由は。 歴史を紐解くこと...

小学生の時、トイレに貼られた世界地図を見て、なんでアフリカの国境は(特に)直線が多いんだろうかと思ってた。 なぜアフリカのことを、ほとんど知らないのか。 学生時代に習う世界史には、なぜアフリカ史が抜け落ちているのか。 独裁政治から脱せず、内紛が絶えない理由は。 歴史を紐解くことから始め、現代までのうねりを説き、回答する。 普通の国々が、普通に栄えていたのに、「勝者」が作る世界には、それらが存在する余地がなかった。 本来持つべき塊になれなかった、直線の国境が示唆する歴史に、縛られ続けている大陸。 筆者の怒りを感じながら読み終わると、少しだけ、アフリカに対する理解が進んだ。 アフリカに関する書籍は非常に限られている中、現在に至るまでを俯瞰できる良い本だった。 終盤章では、光も見えていることを挙げている。

Posted byブクログ

2018/05/01

本書を読む前は、従来は砂漠とサバンナ、駱駝とキリンの大陸というイメージを、実は高層ビルが建ち並ぶ都市もあるのだと説明するものだと思っていた。まったく違った。私たちのアフリカのイメージは欧米に作られたものだった。そもそもアフリカは人類発祥の地である。昔から王国があり、普通に生活して...

本書を読む前は、従来は砂漠とサバンナ、駱駝とキリンの大陸というイメージを、実は高層ビルが建ち並ぶ都市もあるのだと説明するものだと思っていた。まったく違った。私たちのアフリカのイメージは欧米に作られたものだった。そもそもアフリカは人類発祥の地である。昔から王国があり、普通に生活していた人々がいた。それを破壊したのが欧米諸国だ。アフリカの姿より、欧米の残虐な行動に気づかされ驚かされた。“サブサハラ・アフリカ”という言葉も印象的だ。少々まとまりがない構成であるが、普段知り得ないことを分かるのは楽しい。

Posted byブクログ