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脳には妙なクセがある の商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2020/08/11

脳科学を一般人にも分かりやすく、身近な事象と合わせて解説する本。シンプルにとても面白く、おもわず「へぇ〜!」となり人に話したくなる内容。 メモ ・IQが図抜けた脳になるかは13歳までに決定される ・他人の不幸を気持ちよく感じるのは脳の根源的感情 ・人差し指が薬指より短い人は、胎...

脳科学を一般人にも分かりやすく、身近な事象と合わせて解説する本。シンプルにとても面白く、おもわず「へぇ〜!」となり人に話したくなる内容。 メモ ・IQが図抜けた脳になるかは13歳までに決定される ・他人の不幸を気持ちよく感じるのは脳の根源的感情 ・人差し指が薬指より短い人は、胎内でテストステロンを多く浴びた。この様な人は自信に満ち、危険を好み、粘り強く、注意深く、反応が早い、数学やスポーツが得意な傾向にある。株で儲けやすい。 ・動揺している時は意味や因果関係を倒錯的に知覚しやすい ・脳は損失を嫌がり、目先のリスクを避けるあまり最終的に損をしてしまうことがある ・左側の視野を重要視する ・母親の良い経験は子供に遺伝する ・笑顔を作ると楽しくなる ・姿勢を正すと自信が出る ・他人の不安の汗を嗅ぐと同情心がわく ・嗅覚だけ直接大脳に届く ・コーヒー豆の香りを嗅ぐと優しくなる ・カロリーカットは長寿と記憶力向上につながる ・赤色を見ると士気が下がる ・音程感覚と空間能力は正の相関がある ・幸福度は家族構成などに影響を受けず年齢とU時曲線を描く ・白人と黄色人はネアンデルタール人との混血 ・持っている語彙が意思思考行動を決定 ・メタファーは受け手の脳の広範を活性化させる ・直感は経験に鍛えられ、ほぼ正しい ・課題を寝かせるとアイデアが閃く ・睡眠直前の学習が効果的 ・長期記憶にはコツコツ型がよい ・暗記したことは睡眠中の匂い刺激で強化される ・やる気はしばしば行動の原因ではなく結果

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2020/08/10

上司が何気なく話題にしていた著書。 興味を持ってから半年近く経ってしまったが、やっと読めた!とても面白い。脳の構造をそのスペシャリストである著者が解説しながら、我々を励ますような内容である。励ますというよりは、これからの「自分」や「脳」との付き合い方を考えさせてくれ、助言もある、...

上司が何気なく話題にしていた著書。 興味を持ってから半年近く経ってしまったが、やっと読めた!とても面白い。脳の構造をそのスペシャリストである著者が解説しながら、我々を励ますような内容である。励ますというよりは、これからの「自分」や「脳」との付き合い方を考えさせてくれ、助言もある、といった内容。知識としても「ヘぇ〜そうなんだ!」と思うところや、どれだけ現代の医学や科学が発展しているのかを思い知らされる。話の種にもなる。

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2020/08/08

知らないことを知ると自分の世界を広げてくれるきっかけを貰えたようで嬉しい。センスキャムの話は初めて知りました。 物事を考えたり、判断する時に意識しておかなければならないのは、身体や環境の状態によっても考え方が変わってきてしまうということ。人って、脳ってそんなことになってるのかと、...

知らないことを知ると自分の世界を広げてくれるきっかけを貰えたようで嬉しい。センスキャムの話は初めて知りました。 物事を考えたり、判断する時に意識しておかなければならないのは、身体や環境の状態によっても考え方が変わってきてしまうということ。人って、脳ってそんなことになってるのかと、普段生活してるだけではなかなか得られない知識を教えてもらいました。

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2020/05/02

脳の特性について26のテーマに集約し、わかりやすい事例と論調を意識して書かれた文庫本です。 読みやすいのですぐに読めますが、実用的な脳科学というよりかはコラムよりでした。ただ、成功脳を作る方法などといったありふれた自己啓発書(⇔好きだけどw)とはぜんぜん違った切り口から脳科学を...

脳の特性について26のテーマに集約し、わかりやすい事例と論調を意識して書かれた文庫本です。 読みやすいのですぐに読めますが、実用的な脳科学というよりかはコラムよりでした。ただ、成功脳を作る方法などといったありふれた自己啓発書(⇔好きだけどw)とはぜんぜん違った切り口から脳科学を説いていたので真新しさがあって最後まで楽しく読むことが出来ました。 日常で感じているふとした反応の謎が解けたり、はたまた人種について衝撃てきな解説があったりと飽きないエッセンスがちょうどよく盛り込まれています。

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2019/11/18

脳の癖を攻略すれば、いつまででも若く行動できそう。 頭が働かないのは、身体が衰えているから。これから筋トレしていこう。

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2019/05/04

『脳には妙なクセがある』(著:池谷裕二) 付箋部分を抜粋します ・生きる意味を問うというヒトに固有な能力  泣いても悲しんでもヒトとして生きることが定められている命でしたら、せっかくなら楽しくごきげんに問い続けたい(p5) ・ブランド、オーラ、ムード、カリスマ そんな見え...

『脳には妙なクセがある』(著:池谷裕二) 付箋部分を抜粋します ・生きる意味を問うというヒトに固有な能力  泣いても悲しんでもヒトとして生きることが定められている命でしたら、せっかくなら楽しくごきげんに問い続けたい(p5) ・ブランド、オーラ、ムード、カリスマ そんな見えざる力に動いてしまうのがヒトの脳です(p101) ・一般に、自分の「行動」と「感情」が一致しないとき、この矛盾を無意識のうちに解決します。つまり、行動か感情のどちらかを  変更して、両者を一致させようと試みます。この二つでは、どちらが変えやすいでしょうか。言うまでもありません。  「感情」のほうです。「行動」は既成事実として厳として存在しています(p107) ・認知症とうつ病を見分けるヒントは、認知症は年単位でゆっくりと進行するのに対して、老人性うつは経過が早いことが  挙げられます。数ヶ月単位でボケが進行したり、性格が変化したりしたら、まずは老人性うつを疑ってみるのもよいかも  しれません(p226) ・無意識に形成された「わけがわからないけど」や「ただなんとなく」と感じる生理的な好悪傾向こそが、人格や性格の  圧倒的な部分を占めているだろうと想像しています(p240) ・「健全な精神は健康な胃腸に宿る」(p251) ・コミュニケーションの主導権は基本的に情報の受け手にあります(p279) ・ひらめきを「知的な推論」、直感を「動物的な勘」と説明しています(p292) ・どんなに不規則な生活パターンをしている人でさえ、80%を下回ることはありません。つまり、私たちの行動は  93%はおきまりの習慣に従っているというわけです(p301) ・意識と無意識はしばしば乖離しています。そんなときは、無意識の自分こそが真の姿であるというわけです(p310) ・自動判定装置が正しい反射をしてくれるか否かは、本人が過去にどれほどよい経験をしてきているかに依存しています(p311) ・ヒトという生き物は自分のことを自分では決して知りえない作りになっているようです(p322)」 ・アイデアを要する仕事をこなすためには、十分な余裕を持って手をつける必要があるともいえます。たとえば書類。  「〆切が先だから」よ封も開けずに放置するのではなく、とりあえず一度目を通してから放置するほうが、思いつくチャンスが  高いと信じて、私は実行しています(p328) ・ヒトの脳は、身体の省略という美味しい「芸当」を覚えたがゆえに、身体性を軽視しがちです。身体を動かさずに、頭の中だけで  済ませたほうが楽なのはよく理解できます。しかし脳は、元来は身体とともに機能するように生まれたものです(p382) ・精神と身体は切り離して考えることはできません。心は脳になるのではありません。心は身体や環境に散在するのです(p384) ・ヒトの心がどれほど身体や環境に支配されているかに、私たちは普段、鈍感になりがちです。身体性の議論を抜きにして  人間の行動心理を語ることはむずかしいと私は考えます(p385) ・笑顔という表情の出力を通じて、その行動結果に見合った心理状態を脳が生み出すのです。やはり出力が先です(p386) ・「何事も始めた時点で、もう半分終わったようなもの」とはよく言ったものです。私たちの脳が「出力を重要視する」ように  設計されている以上、出力を心がけた生き方を、私は大切にしたいと思っています(p388)

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2018/10/01

なんだろ、これまで読んできた脳や身体に関する米国発の本と内容的にはかぶる部分が当然ながらあって、新鮮には感じなかった。 『進化しすぎた脳』を読んだときは、脳と身体の間の密接な関係に興味を掻き立てられたのだが、この本は、各種の論文で発表された内容に池谷氏が肉付けをしていく形で展開。...

なんだろ、これまで読んできた脳や身体に関する米国発の本と内容的にはかぶる部分が当然ながらあって、新鮮には感じなかった。 『進化しすぎた脳』を読んだときは、脳と身体の間の密接な関係に興味を掻き立てられたのだが、この本は、各種の論文で発表された内容に池谷氏が肉付けをしていく形で展開。 この本でも、脳と身体の関係性については論じられていて、この一点からみて、現在のAIに関する異常な期待値についての解があるように思える。強いAIの為には、身体(大量なセンサーや入力装置)が必要不可欠と言っても良いのかもしれない。 個人的は、この本は、読みやすくてさらっと読めてしまうが、ちとテーマが広がりすぎていて、もっとじっくりかみごたえがある仕上がりが好きかも。

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2018/09/25

シャーデンフロイデ 他人の不幸を喜ぶ感情 左視野の大事!右側に気合い! 瞑想でガンマ波 集中力 良い経験を積んで、良い反射をすることに専念する生き方 脳を最大限に活用するための近道。 良い経験したら、あとは脳の自動的な反射に任せておくだけ。

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2018/04/21

池谷裕二氏(1970年~)は、東大・大学院薬学系研究科教授で、『進化しすぎた脳』、『ココロの盲点』などのベストセラーほか、脳科学に関する一般向けの著作も多数発表している、現在最もポピュラーな脳研究者のひとり。 本書は、雑誌やネットに掲載した多数のエッセイを大幅に編集して26のテー...

池谷裕二氏(1970年~)は、東大・大学院薬学系研究科教授で、『進化しすぎた脳』、『ココロの盲点』などのベストセラーほか、脳科学に関する一般向けの著作も多数発表している、現在最もポピュラーな脳研究者のひとり。 本書は、雑誌やネットに掲載した多数のエッセイを大幅に編集して26のテーマにまとめ、2012年に単行本で出版され、2013年に新書化、2018年に文庫化されたもの。 本書の特徴は、脳科学などの最新かつ幅広い知見を、多くの研究者の実験・研究結果を引用しつつ、専門外の一般読者にも、興味が持てるように、かつ理解しやすく紹介していることであろう。 著者が「小ネタ集」というように、◆手の人差し指が薬指より短い人は、生まれる前に浴びた男性ホルモンの量が多い、◆ヒトの認知傾向には右視野より左視野を重要視する「シェードネグレクト」という性質がある、◆コーヒー豆のような心地よい香りを嗅ぐと、相手に対して良い印象を抱いたり、手助けをしたいという心理になる、◆赤色は相手を精神的にひるませて相対的に優位に立てるため、スポーツでの勝機が高まる、◆ネアンデルタール人との混血が認められるのは白人と黄色人であり、「ヒト」として純血なのはアフリカ系黒人である、◆FOXP2という遺伝子のわずか2ヶ所の変異が、ヒトが言葉を操ることを可能にした、◆深い睡眠中にバラなどの香りを嗅がせて刺激を与えると、記憶が強化される、◆脳の右側の頭頂葉を刺激すると、心と体が分離して他人の視点から自分を観察している幽体離脱の現象が起きる、等々、面白い話のネタが随所に散りばめられている。 また、著者は冒頭で「私のアウトリーチ活動のテーマは一貫して、脳科学の視点から見て「よりよく生きるとは何か」を考えること」と述べているが、全体を通したメッセージとしては、①人間は、自分の脳から生じた自由意志によって行動していると考えているが、それは錯覚にすぎず、実際の行動の大部分は環境や刺激や習慣に基づく反射によるのであり、より的確な反射を得るためには「良い経験をする(=よく生きる)」ことが大事である、②ヒトは大脳新皮質を発達させたことにより、他の動物にはない、身体感覚(情報の入力)と身体運動(情報の出力)を省略した脳内だけで完結させる情報ループ(所謂「考える」という行為)を可能にしたが、脳は元来は身体と共に機能するようにできており、今こそローマの詩人ユウェナリスの「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉に立ち返り、身体・運動の重要性を認識するべきである、と語っている。 池谷氏の脳に関する思いが、硬軟幅広い視点から網羅された良書と思う。 (2018年4月21日了)

Posted byブクログ

2018/04/15

脳の仕組みを知れば、ささいなイライラやストレスが減りそう。今、自分の脳のこの部分が働いてるからこんな気分なんだとか、脳にはこういう特性があるからそれをうまく利用してみようとか。うまく付き合っていきたいな。

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