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騎虎の将 太田道灌(下) の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/10/25

下になって、道灌の活躍に一気読みでした。多少盛っているところもあるのだろうけど、全然嫌味ではありませんでした。公方や管領はうざいですが、関東に産まれ育ってよかった!。

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2022/03/07

2022.3.7完了 上下巻とも文句なし。テンポよくとても面白かった。 途中途中の補足の文章も自然で読み易かった。 そして上杉氏多すぎ。家系図片手に何度も読み返す。 これで関東管領や坂東武者にも詳しくなる。

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2021/01/13

室町時代の関東地方って、こんな混沌とした状態が続いてたのか。知らなかった。 太田道灌もほとんど知らなかったけど、人間臭さがよく書けてるし、魅力的。伊勢新九郎もいい感じで登場。

Posted byブクログ

2020/02/26

「大富豪同心」シリーズで有名な著者ですが、本書はまさかの真っ当な歴史大河小説でありました(失礼シマシタ)。 主役の太田道灌は、これまで何冊か読んできた戦国時代小説の中にやたらと名前は出てきていましたし、徳川家康より前に江戸城を築いた武将であるというくらいは承知していましたが、彼...

「大富豪同心」シリーズで有名な著者ですが、本書はまさかの真っ当な歴史大河小説でありました(失礼シマシタ)。 主役の太田道灌は、これまで何冊か読んできた戦国時代小説の中にやたらと名前は出てきていましたし、徳川家康より前に江戸城を築いた武将であるというくらいは承知していましたが、彼の詳細な一生涯の物語を読むのは今回が初めてです。道灌自身がとても魅力的で、エピソードも痛快で面白く読めたのですが、何よりもまず、この時代の関東情勢の複雑さに頭を抱えそうになります。関東公方の足利氏と、関東管領の上杉氏との対立から生まれた長き戦乱の末、戦の上手下手や、タイミングの良し悪しもあって、攻守が目まぐるしく入れ替わり、味方と敵も入り乱れ、まさにカオス状態。著者の文筆のおかげで時系列や背景が分かりやすく纏められていたので良かったけれども、本当に大変な時代に道灌は生きていたのだなと思う。最期は身内からの妬みで謀殺される道灌だけれど、もしそこで生き延びていたら、その後の戦国時代が一変していたかも。なので、次代の関東を担っていく伊勢新九郎との邂逅場面は痺れた。最後まで家臣の立場を貫いた忠義の道灌が、下克上の梟雄の代名詞である伊勢新九郎(北条早雲)に次代を託し、バトンタッチしたかのように私の目には映った。とても印象的で感慨深い一場面でした。

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