裁判官!当職そこが知りたかったのです。 の商品レビュー
岡口基一裁判官と中村真弁護士による対談形式(漫画も豊富に挟まれる)の書籍で、民事訴訟のプロセスに関し、書面の作成、証拠提出、尋問、和解、判決、控訴に至るまでの民事訴訟の各段階について詳しく解説しており、裁判所内部の実態や裁判官の日常業務、本音に触れられている。 岡口基一裁判官は...
岡口基一裁判官と中村真弁護士による対談形式(漫画も豊富に挟まれる)の書籍で、民事訴訟のプロセスに関し、書面の作成、証拠提出、尋問、和解、判決、控訴に至るまでの民事訴訟の各段階について詳しく解説しており、裁判所内部の実態や裁判官の日常業務、本音に触れられている。 岡口基一裁判官は、YouTubeでも登場する方だが、漫画での描かれ方が雑な上に悪質で、良い意味で酷くて笑える。というのと、この本の読者のターゲットには注意が必要。民間人ではなく、主に法曹界に関わる人々(若手から中堅の弁護士、法科大学院生、司法修習生、そして隣接士業)向けの目線なので、あーあるある!的な感じが、部外者にはピンとこない事も多い。 書面:良い書面と悪い書面の違い、訴状の印象、書面の長さやスタイルについて 立証:証拠説明書の重要性、証拠の提出タイミングや方法 尋問:陳述書の内容、尋問での印象の変化、尋問の和解への影響 和解:和解のメリットとデメリット、和解の成立に関する裁判官の役割 判決:判決に至るプロセス、裁判官の心証形成、合議の進め方 控訴:控訴の趣旨、控訴審での裁判官の焦点 とにかく和解だ和解、という岡口氏。確かに裁判に限らず、ただの喧嘩においても、和解する方が良いだろうし。
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現職裁判官と現職弁護士による民事訴訟についての対談をまとめた良著。 訴訟や裁判について建前的な部分と本音の部分を現役裁判官の口から聞くことができるのは、この図書ならではだと感じた。 また弁護士・裁判官両者の立場から見た法曹界はお互いに隔たりのある世界で、民事訴訟においてもお互いに...
現職裁判官と現職弁護士による民事訴訟についての対談をまとめた良著。 訴訟や裁判について建前的な部分と本音の部分を現役裁判官の口から聞くことができるのは、この図書ならではだと感じた。 また弁護士・裁判官両者の立場から見た法曹界はお互いに隔たりのある世界で、民事訴訟においてもお互いに相手のどこを見て信頼関係を築いているのか、法曹界全体的の受け止め方も違うのだなと知ることができる。裁判官でも一般人と変わらない部分もあるんだなと感じる面もあり、逆に一般人とは全く違う部分を認識するとこもでき、法曹界を目指す人に一読の価値があると感じた。
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法律を学ぶ中年が読んだ感想ですがやはり法曹でないと分かりにくい事情がある。しかし表現は分かりやすくそんなこともあるのかなと思わせてくれる程度には優しいと思った。
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多分面白いのだろうけれど、勉強(知識)不足でそれが私に伝わらなかった。 もっと裁判について、その手続きについて学んでから読むべきだったな。 時々挿し入れられているイラストは、面白い。 裁判って本当に、人間ドラマだな。 一番心に残ったのは、相対的正しさでいいと思う(ちょっと違っ...
多分面白いのだろうけれど、勉強(知識)不足でそれが私に伝わらなかった。 もっと裁判について、その手続きについて学んでから読むべきだったな。 時々挿し入れられているイラストは、面白い。 裁判って本当に、人間ドラマだな。 一番心に残ったのは、相対的正しさでいいと思う(ちょっと違ったかも;)、という言葉。 これが、民事訴訟の極意なのかも知れない。
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訴状の段階からきちんと主張や証拠を出し尽くしておくとか、尋問では動機を明らかにするとか、最終準備書面を書くべき場面とそうでない場面、みたいな勉強になる記載が散見される。優れた実務書に抱きがちな感想。 若手弁護士は要件事実の認識が足りない的な記載には耳が痛いというか震えあがった。い...
訴状の段階からきちんと主張や証拠を出し尽くしておくとか、尋問では動機を明らかにするとか、最終準備書面を書くべき場面とそうでない場面、みたいな勉強になる記載が散見される。優れた実務書に抱きがちな感想。 若手弁護士は要件事実の認識が足りない的な記載には耳が痛いというか震えあがった。いや俺、法律構成が複雑な事件ってほとんど扱ったことないから特に気にしたことなかったけど、要件事実全然わかんないや。仕事のやり方のタイプとしても多分証拠の飛び石を繋ぐストーリーテリングで勝負する子だし。でも急激に不安になったのでそのうち難しすぎない要件事実の本でも読もう。。。こわいよー。
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裁判官と弁護士の対話形式で民事訴訟の実体を語る本。法曹界に席を持たない私にも読みやすく、わかりやすいように思った。
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対談という形のせいもあるのだろうが、読みやすく、取りつきやすい。何かと物議を醸している岡口氏だが、まっとうな感覚と信念をお持ちのように見える。
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ライトな本。弁護士が気になる点について、一人の裁判官の本音が聞けるという意味では面白い。ただ、割高な値段設定かな。
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裁判官から見た民事訴訟という内容全般が面白かったが、特に興味深かったのは、旧様式判決から新様式判決への移行の意味するところが、要件事実という知の体系の放棄であるということ。論理的な体系が失われ、その場の政治が支配する社会が、裁判所においてすら近づいているように思えた。
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現役裁判官と現役弁護士の民事訴訟をテーマにした対談。裁判官や弁護士はもとより、民事訴訟に携わる人には興味深い本と思われるが、当方幸いにも訴訟には縁遠いので本書の内容はピンと来なかった。 ただ、各章の冒頭にある1コママンガ、終わりにある4コマ、そしてあとがき代わりの4ページマンガが...
現役裁判官と現役弁護士の民事訴訟をテーマにした対談。裁判官や弁護士はもとより、民事訴訟に携わる人には興味深い本と思われるが、当方幸いにも訴訟には縁遠いので本書の内容はピンと来なかった。 ただ、各章の冒頭にある1コママンガ、終わりにある4コマ、そしてあとがき代わりの4ページマンガがかなり面白い。相当なギャグセンスの持ち主だと思う。 最初は、主著者である弁護士の中村氏のアイデアを基にプロのマンガか描いているものだとばかり思っていたが、本書内のどこを探しても作者名がないことから、おそらく中村氏本人が書いているものと思われる。やはり関西出身者は違うな~と感心した次第。 弁護士を辞めた後はぜひ法律もののマンガ家、あるいは漫画原作者としてデビューしていただきたい。
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