大正・渋谷道玄坂 の商品レビュー
大正期の渋谷道玄坂周辺の記憶を描いた書。初版は昭和53年刊。思わず大正の街に引き込まれてしまう。時に触れられる現代(昭和53年時点)はある程度知っている世界。あとがきには「ずぶの素人、ましてや学歴もない茶わん屋のおかみさん」と書かれているが、とんでもない。見事な作品となっている。...
大正期の渋谷道玄坂周辺の記憶を描いた書。初版は昭和53年刊。思わず大正の街に引き込まれてしまう。時に触れられる現代(昭和53年時点)はある程度知っている世界。あとがきには「ずぶの素人、ましてや学歴もない茶わん屋のおかみさん」と書かれているが、とんでもない。見事な作品となっている。もう一つの作品『巷談 渋谷道玄坂』も読んでみようと思う。 そして現在なんと白根記念渋谷区郷土博物館・文学館では企画展「道玄坂のむかしばなしー藤田佳代の作品世界ー」を開催中(2022年03月27日まで)とのこと。これは行かなければ。
Posted by
- 1