世界は終わりそうにない の商品レビュー
拾い読み。とても良い。書評をめぐる三浦しをんとの対談、いしいしんじは妖精、物語の幅、などなど。。。読破してないので星の数は少なめ。
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恋なんて、世間で言われているほど、いいものではない。それでも……愛おしい人生の凸凹を味わうエッセイ集。三浦しをん、吉本ばなな他との爆笑対談も収録。
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三浦しをんさん等との対談も収録したエッセイ集。 厳しい母親に育てられた反動で、きれいに整理整頓された家の中は落ち着かないという著者。相当なトラウマと化してる様子。 買ってきた本を玄関の上がり口に座って読み始めることがあるという三浦しをんさんの言にクスリとさせられた。 また、本格ミステリーは殺人を描くにもややこしい殺し方をするが、ハードボイルド作家にしてみると、そんなの中国人の殺し屋に十万円渡せばすぐに殺してくれるとなる、という船戸与一氏の言も可笑しかった。 「書評を書くうえで私が禁じ手にしているのは、最後にひっくり返すやり方です。『こういうところがよかった』と褒めておきながら、最後で『だが、ここはいただけない』とやったり、逆にすごくけなした後に、『しかし、ま見るべきところもある』とする手法は、どっちにしても、私はしたくないと思っている」というしをんさんの言にどきりとする。ともすれば私もそんな書き方をすることがあるので。 後半の恋愛論はなかなかすんなり腹に落ちなかったが、「ときに自分自身を否定すらして、価値観をすりあわせようとする。そんあこと、恋愛でなきゃできっこない。」という部分にはそういう面もあるかなと感じた。
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エッセイやら対談やらをまとめた本。面白かった。 思えば私が角田さんの本を読み始めたのは「八日目の蝉」が発端だったなあ。読み返したくなった。 意外だったのは「恋愛」について語っていたこと。やけに納得。
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苦いものも甘いものも、しょっぱないものも滋味深いものも、みんな無駄なく等しく、その人の生き生きとした一部になっている。 対談やエッセイ、どれも面白かった。 『私のなかの彼女』『八日目の蝉』読みたくなった!
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著者独特の機知にとんだエッセイと、数冊の書評、それに三浦しをん他との対談等、1冊で2~3倍楽しめるお得本(笑) 終章の「恋愛じゃなきゃできっこない」は、著者の経験も含めて綴られており、女性なら納得したり、あるいは感心したり、様々な読み方ができるのでは。
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「恋の扉」がずどーんと私にきた。 扉が開かれているかどうか、 開かれていればくるものはくるし、 閉じられていればいくら待っても来ない。 たしかになあ。とつい頷いてしまった。 友だちみたいな間柄で、お互いがお互いを必要としていて お互いのことを思い合える人と出会えたらいいなあと思っ...
「恋の扉」がずどーんと私にきた。 扉が開かれているかどうか、 開かれていればくるものはくるし、 閉じられていればいくら待っても来ない。 たしかになあ。とつい頷いてしまった。 友だちみたいな間柄で、お互いがお互いを必要としていて お互いのことを思い合える人と出会えたらいいなあと思ったのでした。 扉開いておきたいな。 祖父江さんと坪内さんと角田さんの鼎談もおもしろかった! 文庫によって、フォントとか、そういった細かい作りが違うんだ!と新たな発見。そういう違いを探しながら読み比べるのもおもしろそう。 八日目の蝉も、もう一度読み直さなくては! そしてあらためて、対談を読まなくては!
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