茶と琉球人 の商品レビュー
「歴史書」の先入観で読み始めたが、私の大好きな「貿易」の観点から琉球(王)国のあり様を紐解く内容で思いがけず大興奮した。わくわく。何よりも、分かりやすい。格好つけない、肩肘張らない、「わかりやすく伝える」を重視して書かれているのがとても温かくほんわかと伝わってくる。思わず幻の球磨...
「歴史書」の先入観で読み始めたが、私の大好きな「貿易」の観点から琉球(王)国のあり様を紐解く内容で思いがけず大興奮した。わくわく。何よりも、分かりやすい。格好つけない、肩肘張らない、「わかりやすく伝える」を重視して書かれているのがとても温かくほんわかと伝わってくる。思わず幻の球磨茶を飲んでみたくなる。ごくり。 一方、冒頭1ページ目では涙が込み上げる。沖縄とは切り離せない、そして沖縄だけではない、戦争の影と爪痕。 良い意味で、感情が忙しい。
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茶によって近世琉球と著者の故郷でもある現代の熊本が結びつけられる。食料自給の観点から「自立」を問うのはやや破調とは思われるが、琉球を農業国とする指摘には考えさせられる。
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