ジムグリ の商品レビュー
非常に好き。心に闇を抱えた主人公が、闇との相性がいい(意味不明)と言われジワジワと地下の世界に心を奪われていく様子と、住人の胡散臭さと地下世界の陰鬱なイメージとが相まって終始気持ち悪かった。ツチヘビとかシャーベとか妙にイメージしやすいモチーフでの飾り付けが見事。写実的な表現がうま...
非常に好き。心に闇を抱えた主人公が、闇との相性がいい(意味不明)と言われジワジワと地下の世界に心を奪われていく様子と、住人の胡散臭さと地下世界の陰鬱なイメージとが相まって終始気持ち悪かった。ツチヘビとかシャーベとか妙にイメージしやすいモチーフでの飾り付けが見事。写実的な表現がうまいんだと思う。 理解不能な部分も多く、博人のキャラのブレ具合は気になったけど、画の強さだけで楽しめた。初飴村行だったのでグロ要素の期待値の低さもあったと思う。
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飴村行には珍しく、この作品に関してはエログロなし。日本に地底人がいたらという設定を限りなく現実に落とし込んでいっている印象で、世界観の作り込みが細かかった。ただ、世界観の謎はあまり解き明かされずに終わったので私には物足りなかったかも。その点、貴志祐介の新世界は秀逸だった。ストーリ...
飴村行には珍しく、この作品に関してはエログロなし。日本に地底人がいたらという設定を限りなく現実に落とし込んでいっている印象で、世界観の作り込みが細かかった。ただ、世界観の謎はあまり解き明かされずに終わったので私には物足りなかったかも。その点、貴志祐介の新世界は秀逸だった。ストーリーのピークが分かりにくいので読み終わるまでに時間がかかってしまったため、星2の評価にしよう。
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ちとジャンルに悩むところだけど、なんか小難しいこと言ってるから、SFってことにしよう。 ただまぁ展開がどうなっていくか読みきれず、微妙にモヤモヤしてしまう。一体何の話だったんだっけ?だってタイムマシン的な話だとすると、最後の展開はSF的に色々問題なんじゃないの?いやまぁ最後のはこ...
ちとジャンルに悩むところだけど、なんか小難しいこと言ってるから、SFってことにしよう。 ただまぁ展開がどうなっていくか読みきれず、微妙にモヤモヤしてしまう。一体何の話だったんだっけ?だってタイムマシン的な話だとすると、最後の展開はSF的に色々問題なんじゃないの?いやまぁ最後のはこじつけだったとすると、でも大田原さんのエピソードとか、昔洞窟に行った話とか、そうだ、そこらへんの伏線を全くと言っていいほど回収してないよ!だからモヤモヤするんじゃないか。ホントにもう。減点ですよ。
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正直なところ、まだストーリーの流れを理解できていない…。世界観はとても好き。粘膜シリーズに比べてエログロさがスッキリしすぎているのだけど、結局美佐と昌樹はどうなったのかとか、モグラの世界のこととかも理解できておらず…
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設定は相変わらず奇想天外で良かったのですが、それに拘りすぎて読者からしたらちょっとストーリが物足りなかった印象です、、 しかし近日粘膜シリーズ最新刊がやってくるということでそちら位に期待を寄せております!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きな飴村行さんのジムグリが文庫化! ということではりきって読みました。 …という大きな期待がいけなかったのか、飴村さんのお話にしてはユーモラスでグロテスクな表現がおとなしく…とてつもなくおとなしく、あまり面白くなかったですね。 主人公の博人が記憶喪失を伴う症状を長く持つことから、「あのキャラクターはどうなったの?」「あのエピソードの由来がわかる時が来るの?」ということが気になりつつお話がどんどん進んでいくので、落ち着かないというかわかりにくいというか。 特に時系列がごっちゃになったことも理解しにくかった一因かと思われます。 博人がその場その場でいい感じに取り繕ってる印象が強くて、あんまり好きになれないんだよなー。 でも軍人たちは飴村さんならではの表現が多くて好き。 もっとたくさんキャラクターを出して欲しかった。 欲を言えば、欲望に忠実で愛嬌のある、これぞ飴村行!みたいなキャラクター。 博人の奥さんと息子の伏線が回収できてないような…。 大好きな作家さんゆえに辛口評価です。 次回作に期待してます。特に粘膜シリーズ!
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