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田園発港行き自転車(上) の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2023/12/04

富山の美しい田園風景をベースに、いろんな人の想いや関係がつながっていて…。それぞれの目線で話が進み、これからどう展開していくのか、下巻が楽しみです。

Posted byブクログ

2023/11/04

色々とでてくる登場人物。彼らが実は繋がっているということを本人たちはまだそれを知らない。 富山のきれいな田園風景を見たいと思わせてくれる内容だった。 これからどうなるかは全く分からない、下巻が楽しみです。

Posted byブクログ

2023/03/29

数年前に買って積ん読状態だったのになんで昨日は手にとったんだろう。読み始めて一時間程だけど、優しい時間が流れてきた。下巻も買わなくちゃ。

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2022/03/05

富山の田園地帯に立った著者が「美しい山河を描きたい」と着想したとのこと。富山の美しい風景の中で物語は静かに進行していく。田舎の田んぼ道を自転車で失踪したくなった。

Posted byブクログ

2021/01/27

滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ―。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で桃いていた千春は、都会での生活に疲れ故郷へと戻る。そこで年下の従弟・佑樹と入善の町に広が...

滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ―。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で桃いていた千春は、都会での生活に疲れ故郷へと戻る。そこで年下の従弟・佑樹と入善の町に広がる田園風景に癒されていく。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が静かに交差する物語。

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2021/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮本輝さんの小説ということで、富山に最近縁があり少し関わりがあったこともあって、読んでみた。富山の情景描写がとても美しく、一度行ってみたいなと感じさせられた。大好きなゴッホの星月夜の絵のことが出てきたり、期待も大きく読み始めたが…結局、主人公の真歩の父親は不倫相手と過ごす富山で急に倒れ死亡、それだけの話であって、色々人間関係や人情なんかも描かれているけど、不倫は不倫だしとしか思えなかった。その嫌悪感を消せる程の物語の良さや美しさも何も無いし、誰にも感情移入できなかった。

Posted byブクログ

2021/01/11

会社の出張先とは全く違う場所で突然亡くなった父。 一体どうしてそんな場所に行っていたのか…だが、それには触れてはいけない雰囲気の中、真帆は友人に背中を押されて父の亡くなった地、富山を訪れる。 また、東京で働いていた千春という女性は都会での生活に疲れ、富山の実家へ戻る。 そこには慣...

会社の出張先とは全く違う場所で突然亡くなった父。 一体どうしてそんな場所に行っていたのか…だが、それには触れてはいけない雰囲気の中、真帆は友人に背中を押されて父の亡くなった地、富山を訪れる。 また、東京で働いていた千春という女性は都会での生活に疲れ、富山の実家へ戻る。 そこには慣れ親しんだ家と親戚がいて、心はすぐに癒されていく。 少しずつ絡まり始めるそれぞれの家族の運命。 2021.1.11

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2020/04/30

自然豊かな富山を舞台に、真帆・祐樹・千春たちがそれぞれの人生を関わっていく。 確かな未来への一歩と圧倒的な田園風景が相まって、感情を揺さぶる。 下巻への展開が楽しみである。

Posted byブクログ

2020/03/22

情景描写が美しく、暮らしている人たちを思い浮かべることもできる。 人物が何を思っているのか、一人称で語られ感情移入してしまう。 不倫の描写は自分の感情が動きすぎて、動揺してしばらく読み進めることができないほど。 信条とは違う描写が続くが、動揺するほどの描写はやっぱりすごい。しばら...

情景描写が美しく、暮らしている人たちを思い浮かべることもできる。 人物が何を思っているのか、一人称で語られ感情移入してしまう。 不倫の描写は自分の感情が動きすぎて、動揺してしばらく読み進めることができないほど。 信条とは違う描写が続くが、動揺するほどの描写はやっぱりすごい。しばらく、宮本輝の小説を読み続けたい。

Posted byブクログ

2019/11/20

物語は15年前カガワサイクルの社長が出張先とは関係のない富山滑川駅で病死した先を娘と友人が辿る旅から始まる。 北陸街道を自転車で巡る様子、富山湾やそれぞれの港町、そして黒部内陸の田園風景、川にかかる愛本橋の姿。 行ったことのない見たことのない場所を地図を広げ確認して想像すること...

物語は15年前カガワサイクルの社長が出張先とは関係のない富山滑川駅で病死した先を娘と友人が辿る旅から始まる。 北陸街道を自転車で巡る様子、富山湾やそれぞれの港町、そして黒部内陸の田園風景、川にかかる愛本橋の姿。 行ったことのない見たことのない場所を地図を広げ確認して想像することが楽しくなる。父の死の謎は下巻に続くがこの本の素敵なところは風景描写と土地の空気感がそこかしこの文章にあふれているところです。 下巻が楽しみ。 京都の花街の描写も読んでいてあれこれ思います。

Posted byブクログ