インクルーシブHTML+CSS&JavaScript の商品レビュー
「インクルーシブ」、あらゆるものを排除せずに受け入れるという意味らしく、障害のある人でも使いやすいWebサイトを作ろうという趣旨の本(つまり、Webアクセシビリティについての本) ようは、スクリーンリーダーでもキーボード操作する人でも使いやすいようにしようという内容の本なのだけど...
「インクルーシブ」、あらゆるものを排除せずに受け入れるという意味らしく、障害のある人でも使いやすいWebサイトを作ろうという趣旨の本(つまり、Webアクセシビリティについての本) ようは、スクリーンリーダーでもキーボード操作する人でも使いやすいようにしようという内容の本なのだけど、自分とは異なる人も考えたサイト作りというのはなかなか大変そうだなと思った。まあでも、今後はこういうのも大切になってくるのだろうなと思った。 「html {font-size:calc(1em + 1vw);}」というテクニックは初めて知った。これにより、すべてのテキストがビューポートにたいして相対的に拡大縮小するらしい。ただ、正直あまり理解できてないのでもう少し調べようと思う(いまだに、emやvwという単位が、すぐには理解できない)。 ディスレクシアの人々へのフォントの読みやすさの研究で、ディスレクシアの読者専用のフォントのほうが成績が悪かったという話はちょっと驚いた。この結果は、フォントをデザインした人も悲しかっただろうな。 CSSのhyphensというプロパティは初めて知った。英単語の折り返し位置で、自動的に単語のハイフネーションが行われるらしい。ちょっと長めの単語があると、無駄に空白を開けて折り返されることがあるので、これはよさそう。 なお、SPAについては否定的なよう。なぜなら、基本的にJavaScriptが動かないと動作しないから。正直、JavaScriptが動かない環境を想定したWebサイトは作りたくない。 ところで、この本のアマゾンのレビューで、訳注が多いとあって、実際読んでみると確かに多いなと思った。だいたいが、著者の説明じゃ分かりにくいなと思ったところを書いていたり、最新のCSSにはこういう記述があるという説明で、分かりやすくはあった。ただ、ちょっと気になったのが、著者が書いてあることについて、「間違いだと思われます」と書いてあること。いや、もしかしたら本当に間違いなのかもしれないけど、そこは著者に確認とれよと思った。
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インクルーシブな考え方から具体的なコーディングまで解説されてる。グラフィックデザイナーとインクルーシブデザイナーの違いが分かりやすかった。
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