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物流は世界史をどう変えたのか の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2023/03/19

一度読んだだけでは理解するのが難しい本でした。 数値的データが多くて、漢数字で書かれてるのが読みづらかったけど国家を超えた民族の活躍があり、物流が発展したことが興味深いなと思いました!

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2020/03/29

人間の営みである物流が、人間自身に及ぼしてきた影響を解説している一冊。 物流とは物の流れだけでなく、人や情報、科学技術や文化も運びます。 しかしそれらは素敵なものですが副産物に他ならず、根底には経済という原動力があります。 フェニキア人の地中海貿易からソ連崩壊までを扱い、人類の黎...

人間の営みである物流が、人間自身に及ぼしてきた影響を解説している一冊。 物流とは物の流れだけでなく、人や情報、科学技術や文化も運びます。 しかしそれらは素敵なものですが副産物に他ならず、根底には経済という原動力があります。 フェニキア人の地中海貿易からソ連崩壊までを扱い、人類の黎明と衰退に対する物流の影響力を理解できました。

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2019/04/28

面白い、とか面白くない、以前にもっと世界史を勉強しないと理解出来ないな……という部分が多い本でした。私の知識不足が問題でしたね。 解らないなりにも、ヴェネチアの森林伐採による資源不足の事や、教科書で名前くらいしか知らなかった東インド会社の事、スウェーデンの茶の輸出入の事は興味深か...

面白い、とか面白くない、以前にもっと世界史を勉強しないと理解出来ないな……という部分が多い本でした。私の知識不足が問題でしたね。 解らないなりにも、ヴェネチアの森林伐採による資源不足の事や、教科書で名前くらいしか知らなかった東インド会社の事、スウェーデンの茶の輸出入の事は興味深かったです。

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2019/03/30

歴史学者が解説する、物流を切り口に世界史を読み解く本。世界史=覇権を握った国々の歴史であり、国力の源泉は経済力なので、視点を変えて物流目線で歴史を眺めるのも興味深いのです。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/0...

歴史学者が解説する、物流を切り口に世界史を読み解く本。世界史=覇権を握った国々の歴史であり、国力の源泉は経済力なので、視点を変えて物流目線で歴史を眺めるのも興味深いのです。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/03/blog-post_30.html Amazon↓ https://amzn.to/2U3puS5

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2019/03/29

政治的覇権と同様に、それを支える経済的覇権に注目する必要あり。 近世以降に世界覇権国家が誕生した理由は、物流の進化にあり

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2019/03/23

あらためて、歴史をひも解くとそこに人・もの・金の流れがあるこを感じる。 投資家は歴史から学ぶということで、当たり前だが、お金(投資)は歴史と切り離せないところがあると感じる。その中で、物流という視点が面白そうで購読してみた。ヨーロッパ史を中心にまとめられており、オランダ・イギリス...

あらためて、歴史をひも解くとそこに人・もの・金の流れがあるこを感じる。 投資家は歴史から学ぶということで、当たり前だが、お金(投資)は歴史と切り離せないところがあると感じる。その中で、物流という視点が面白そうで購読してみた。ヨーロッパ史を中心にまとめられており、オランダ・イギリス・スペイン・ポルトガルあたりの世界の支配手段として機能したのが物流。物流を牛耳れば、経済・お金を牛耳ることもできるという視点は、今のアマゾンと紐つく。 物流×ITの世界を作ったアマゾンの牙城を崩すのは難しいのだと思う。そこに新たなビジネスが生まれるのも事実だが。 お金という視点で歴史を学ぶことに楽しさを見いだせる本です。

Posted byブクログ

2019/02/19

思い返すと赤面してしまふ。 世界史を選択したことを後悔しながら 己の至らなさを言い訳にして こういう形での世界史の解釈は実にエキサイティングです。 情報・物流・経済・消費・・・ もっと引き出しをお持ちの先生だと思います。

Posted byブクログ

2019/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情報だけ届いても、実は世界は動かない。 実際に物が(経済的に許容できるコストで)動くってのは凄いよねってのと、今読んでいる「東インド会社とアジアの海」にも繋がるなあと思って読んだモノの、いくら新書でもさすがに軽すぎる。浅すぎる。ちょっとがっかり。 特に、著者独自の見解?であるディアスポラ後のアルメニア人、ポルトガル系ユダヤ人の役割の大きさについて、裏付けるモノが少なく、語尾が「思われる」ばかりになっていて、ちょっとそれでは困る… 産業革命よりも、航海条例こそが、英国の世界帝国化に大きな役割を果たしている!とか、「世界の工場」よりも「世界の物流の支配」の方が大きいとかについては、裏付けが提示されていた(様に思えた)事と、中国が「世界の工場」とかした後も揺るがない、現在の米国の優位性に繋がるモノを読み取れた。

Posted byブクログ

2018/04/25

競合している相手がいなくなったら、その相手の販路を利用してシェアを増やすなんてのは当たり前のこと。 だから、ローマ人がカルタゴを滅ぼしたら、フェニキア人の交易路をそのまま継承するのも当たり前の話だろう。 だけど…その交代劇は突然だったのだろうか? 歴史の転換期、ローマの商人とカル...

競合している相手がいなくなったら、その相手の販路を利用してシェアを増やすなんてのは当たり前のこと。 だから、ローマ人がカルタゴを滅ぼしたら、フェニキア人の交易路をそのまま継承するのも当たり前の話だろう。 だけど…その交代劇は突然だったのだろうか? 歴史の転換期、ローマの商人とカルタゴの商人は同じ港で船首を並べていたに違いない。 ローマがカルタゴを滅ぼした時、カルタゴは徹底的に破壊されたというけれど? 商人たちは、相手の国をどう思っていたのだろうか? そういう想像をし始めると、教科書だけで歴史を学ぶのって、本当に味気ないなぁと思ってしまう。

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2018/03/13

これを紐解いた理由は二つ。ひとつは、現在読んでいる全51巻の「大水滸伝シリーズ」がクライマックスを迎えているのだが、南宋時代に梁山泊の若者は、物流で中華を支配して、「民の国」をつくろうとしていた。それと、実際の歴史との整合性を確かめるため。もう一つは、弥生時代末に、どこまで物流を...

これを紐解いた理由は二つ。ひとつは、現在読んでいる全51巻の「大水滸伝シリーズ」がクライマックスを迎えているのだが、南宋時代に梁山泊の若者は、物流で中華を支配して、「民の国」をつくろうとしていた。それと、実際の歴史との整合性を確かめるため。もう一つは、弥生時代末に、どこまで物流をつくることが出来るか、調べておきたいためである。 結果、どちらとも十分な情報を得ることはできなかった。もともとは、著者の専門がヨーロッパ史である関係で、東アジアの物流はあまり紙数が割かれてはいない。中世から近代にかけての歴史に重きを置いているためである。また、それを勘案しても、貨幣の歴史や、物産の意味付けなど、更に疑問が出てくる記述も多かった。 以下、私が勉強になった、気になった処のみメモする。 ・フェニキア人の地中海貿易のルートは、BC800年には確立。アルファベットの元になる文字。レバノン杉で海運業へ。ティルスに集まった商品は、銀・金・錫・鉛・奴隷・青銅商品・馬・軍馬・ラバ・象牙・黒檀・小麦・きび・蜜・油・乳・香・ぶどう酒・羊毛・布地・羊・山羊。 ・漢の武帝時代(BC141-87)に、東アジアはヨーロッパに先駆けて経済発展した。基礎は始皇帝時代(BC247-210)に。鉄製農具・武器。青銅貨幣。度量衡・文字・貨幣の統一。中央集権体制。国土の拡大、朝鮮に楽浪郡以下四郡設置、直轄地に。桑弘羊による改革(鉄と塩の専売、均輸法で国から物品購入と輸出する官吏を出す、平準法により物価の安定、商工業の財産税の増税、中央による貨幣鋳造)これによって、特権商人はいなくなり、多くの商人が物流に関わる。 ・宋代の中国の経済成長率は、歴史上極めて高かった。国内では資源開発と技術革新、特産品が増えて交換取引か増える。 2018年3月読了

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