モビリティー進化論 の商品レビュー

アーサー・ディ・リトル・ジャパン(著者)

2024/01/15

所在：展示架
請求記号：537.09 A81
資料ID：123012373

現在大きな変革期にある自動車産業において、これからのクルマはどのように変化していくのか、様々な角度から考察しています。

選書担当者　安達

2021/03/02

各国における現状把握、場合分け、起こりうる変化、必要な対応と非常によくまとまっている。データの正確性に関しては、複数エビデンスの確認が必要と思われるが、本書のデータ内容は大筋間違いではないと感じた。CASEを中心とした今後の展望に関し、導入として非常に参考になる内容だと感じた。文字数も適度で読みやすい点もよかったと思う。

2018/05/27

2018年5月27日読了。自動運転・コネクティッドカー・シェアリングサービスなどの、従来の「クルマ」としての枠を超えた「モビリティ―」の日・米・欧・中などでの社会情勢・需要を踏まえた今後の進化を予測する。「自動運転車が今後必須になっていく」ことは確かであり、自動車メーカーやIT企業が目の色を変えて取り組んでいることはもちろん認識しているが、タクシーやバス会社などの利害も絡むうえ国ごとの課題（特に、高齢化・都市部への人口集中で日本が先行）により、どのサービスが進行するか、に変化があるとする見方は面白い。未来予測が必ず当たるとは言えないのだろうが、2030年くらいまでのモビリティーの未来はおおむね本書で述べられている通りに進行するのだろう…。

2018/04/16

一言で自動運転化と言っても、産業・ユーザー・社会（制度）・都市環境の四つの視点で、ニーズがだいぶ変わることが分かった。
市街地ではLSV（低速自動車）から普及するシナリオが、現実的で一番しっくり来た。