不動産会社が書けない「有名大家」の裏話 の商品レビュー

小島拓(著者)

2018/12/05

個人の賃貸用不動産投資（特に一棟買い）は、リスクが高い。利回りが高いうように見える地方物件は、空き室リスクが高く、修繕費など経費がかさむことも多い。さらに売却が困難。有名大家を真似すると、大失敗することが多い。

2018/09/28

リノベーションで価値を上げられるのは都会の家賃の高い部屋だけ。
派手なデザインは、目立つことがメリット。

リフォーム会社は定期発注してくれるところがありがたい。
安い見積もりにこだわって失敗している投資家は多い。
分離発注、施主支給、合い見積もりなど。
DIYは趣味の領域。時間がかかる。

入居者への手紙はNG。ポップは汚くなる。むしろ秋室を強調する。
ウエルカムバスケットも同じ。埃がかぶると逆効果。

地方物件には出口がない＝売れない。大規模修繕でお金がかかる。取り壊しにお金がかかる。
キャピタルゲインは特殊例。

プロの業者が投資家の肩書で商売している。

新築ワンルームは効率が悪いにもかかわらず、買いやすさで手を出してしまう。面倒がないことが手を出しやすい理由。

物件を購入するまではマネーゲーム、購入してからは地味で煩わしいもの。

有名大家の成功体験は、失敗を口を閉ざしている。本を売るため過剰に表現している。エピソードとしてとらえる。

自分で考える、合ったパートナーをみつける、必要な時は損切や投資ができる人。
RC造で恐ろしいのは大規模修繕。
今の損を回避する性質がある。将来の損が小さく見える。プロスペクト理論。

不動産投資は、昔は地主や資産家のためのものだった。今も本当は同じ。レパレッジをかけない投資法、リフォーム費用などのみ。

2018/02/11

投資の一つである「不動産」は昔より市民権を得た事により、その人口も増えていて、書籍も数多く見るようになりました。不動産投資に関する本は、全体的に期待させる物が多いですが、実際の所はどうなのか？そんな裏側の世界をこの本では説明されています。有名大家の実名は書かれていませんが、中にはあの人の事かな？と分かったりして、そのイメージと実際の姿の違いも分かるかもしれません。取り分け、書籍の内容は都合が良い事が多く書かれていますが、やはり読む人が注意深くする必要は感じられます。投資は自己責任と言う言葉もありますが、この書籍で少しはその辺の知識は付くのかもしれません。