NOFX自伝 の商品レビュー
「初めて小便を飲んだのは、ロサンゼルスのダウンタウンが見渡せる非常階段でのことだった。」 これほど魅力的でワクワクする書き出しが他にあるだろうか。完璧だ。初めてこの1文を目にしたワタクシは悶絶したものである。 本書には個人的にはお気に入りの、印象的なエピソードがいくつもあるん...
「初めて小便を飲んだのは、ロサンゼルスのダウンタウンが見渡せる非常階段でのことだった。」 これほど魅力的でワクワクする書き出しが他にあるだろうか。完璧だ。初めてこの1文を目にしたワタクシは悶絶したものである。 本書には個人的にはお気に入りの、印象的なエピソードがいくつもあるんだけれども、だいたいがめちゃくちゃなエピソードだ。にもかかわらず読後に感じるこの哀感。なんであるかこの感情は? おそらく90年代が青春だったワタクシのノスタルジックが大きく作用しているように思う。
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