Killers(下) の商品レビュー
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戦後の昭和から平成まで、50年近く続く連続殺人。その犯人側を主に、追う側の刑事たち、祖父から孫娘へと受け継がれる魂。 面白くないわけでは無いが、犯人側の独白が多く、共感も起こらないため冗長に感じてしまう。追いかける側に主眼を置いた方が緊迫感もあって良かったのではないか?
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殺人鬼は自分の衰えを感じ、後継者探しを行う。 後継者を得た殺人鬼と親子二代で犯人を逮捕しようとしている刑事との闘いの続き。 終盤がスッキリしない。
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半世紀に渡って同じような行為が繰り返され、身勝手な理屈を捏ねる気持ち悪さは変わることがなかった。 警察は何度も真相に近づきながらも、その時期の担当者は後一押しが足りずにうやむやにしてしまうのがもどかしい。 長かったうえに、最後までもやもやして終わるとは。。。
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相変わらず犯人は捕まらず、なかなか事件の真相に辿り着けない中、次の事件が起きる。 こんなにも逃げ切れるものなのかと思うが、時代もあるのかもしれない。 闇に隠れて存在自体を晒してこなかった犯人には簡単なことだったのかもしれない。 現代の監視社会ではそうもいかないだろう。 そこまでし...
相変わらず犯人は捕まらず、なかなか事件の真相に辿り着けない中、次の事件が起きる。 こんなにも逃げ切れるものなのかと思うが、時代もあるのかもしれない。 闇に隠れて存在自体を晒してこなかった犯人には簡単なことだったのかもしれない。 現代の監視社会ではそうもいかないだろう。 そこまでして人を殺し続ける意味はなんだろう? そして、話の中での人間関係の繋がりにも驚愕。 なんとも後味の悪い終わり方だったな… 2020.2.16
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犯人は逃げ切ってしまってもんやり。 殺人者というのは持って生まれた何かなのか、環境なのか。 遺伝子ということはないと思うんだけどねぇ。 自分がこの世で一番偉いみたいな考え方が偏っている人は不幸だなぁ、と。 親兄弟がきちんと向き合って本人を正すことはできなかったのかと考えてしまう。
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1985年、渋谷。 刑事の生沢宗太郎は代官山で起きた殺人事件の報を受ける。 死体の額には“十字の傷”が付けられているのだという。 20年前の連続殺人がなぜいま? 生沢は犯人を追うが―。 彼はなぜ殺すのか? 半世紀という時の流れに潜む殺人者。 (アマゾンより引用) たまぁにエグイ殺人の描写がしてあって、ちょっとあれだけど… 結局、あのときの留守電の内容って何やったんやろ?
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読み終わって、面白くなかったということはないですけどー。 ずっと面白く読んでいたんだけど、読み終わってみると、な~んかつまんない話だったなーみたいな?(笑) 一つは、ストーリーの盛り上がりに今一つ欠けるからなんでしょうね。 現代になって出てきた長野の後継者(候補)なんて、いかにも今風な嫌ったらしいキャラクターなんだから、彼のエピソードをもっと膨らませたストーリー展開にしてくれたら全然違ったように思います。 この堂場瞬一という人の本は初めて読んだので、いつもこういう感じ(イマイチ盛り上がらない)のストーリーを書く人なのかわかりません。 ただ、ふと思ったのは、もしかしたら長野保を渋谷という町をダブらせている例えてるのかなーと。 つまり、派手派手しく何かと目立つわりには銀座や新宿と比べると今一つ格やパワーに欠け、何より軽い街という意味で、人殺しに小難しく理由付けして、さらに人殺しのトレーニングまでしているわりに、やってることは街にいる気に入らない人を不意打ちして殺して、死体に目印をつけて、「世直し」とカッコをつけているだけの長野保のチグハグとどこか通じるところがあるような気がするんですよね。 作者の堂場氏は青学の卒業ということですが、渋谷やその周辺は青春時代を過ごした場所ということで、 たぶん愛憎入り混じった思い入れがあるのでしょう(いや、私も結構好きなんですよ、渋谷って街w) そう考えると、この妙なほどの盛り上がりのなさは、むしろ、それこそが渋谷なんだと狙ってい書いている……、 というのは考えすぎか?(笑)
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う~ん。。。。 この終わりかたは、、好きではないな。 堂場さんの描く物語だけあって、読みやすさは問題なしだし、ハラハラドキドキも十分にあったけれど・・・。 結局は、いろいろあちこち消化不良で不満が山積。 言いたいことはなんとなく分かる気はするものの、結局は警察は何も出来ていない、というのが何ともね。。。 終盤やっと長野にたどり着けたのも、捜査の勝利ではなく歳により詰めが甘くなっていったり何らかの焦りにせかされたりした長野の脇の甘さからの自滅だし。 ★3つ、6ポイント半。 2018.04.06.新。 ※館山へ向かう車中で長野が聴いた、中井への留守電の内容が、まったくもって意味わからん。大事な記述を読みおとしたかしら? ・・・と思いつつ、読み返して該当箇所を探す気にはならない・・・と、まあ、そんな感じの読後感。
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著者100冊目 記念碑的文芸巨編、遂に文庫化! 東京五輪にむけ再開発が進む渋谷で、老人の他殺体が発見された。額には〈十字の傷〉が。それは半世紀前から続く、連続殺人を想起させた。なぜ殺すのか? という問いに向き合い描く、渾身のクライムミステリ。
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