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ある金融マンの回顧 の商品レビュー

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2021/04/15

北海道の銀行の頭取を勤めた著者の、バブル期における道内の経過をマクロ視点で著した良書。 まさにバブル前夜、日銀札幌支店長を勤めた著者は、退職後北洋銀行に入行する。 その後のバブル崩壊、たくぎん破綻、分割吸収、行内の融和、スクラップアンドビルド、札幌銀行との経営統合までを走り抜...

北海道の銀行の頭取を勤めた著者の、バブル期における道内の経過をマクロ視点で著した良書。 まさにバブル前夜、日銀札幌支店長を勤めた著者は、退職後北洋銀行に入行する。 その後のバブル崩壊、たくぎん破綻、分割吸収、行内の融和、スクラップアンドビルド、札幌銀行との経営統合までを走り抜けた軌跡だ。 バブル崩壊を全国的な視点や、一企業、一個人として振り返った書籍は何冊も読んだが、北海道という地域的な目線で振り返っているのはあまりない気がする。 当時の新聞紙面や具体的な金融データもふんだんに使用し、具体的だ。道内の金融に携わる人はもちろん、企業人なら一度は目を通しても良いと思う。

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2019/12/07

『拓銀 敗戦の記録』『最後の頭取』と合わせて読むと、当時の拓銀破綻の経緯、一方で営業譲渡を引き受けた北洋銀行の奮闘ぶりが垣間見られる。拓銀営業譲渡の英断を下した武井頭取、そして札幌銀行との業務提携、ホールディン化を果たし、一躍躍進の先鞭をつけた著者、高向頭取。いずれも日銀OBであ...

『拓銀 敗戦の記録』『最後の頭取』と合わせて読むと、当時の拓銀破綻の経緯、一方で営業譲渡を引き受けた北洋銀行の奮闘ぶりが垣間見られる。拓銀営業譲渡の英断を下した武井頭取、そして札幌銀行との業務提携、ホールディン化を果たし、一躍躍進の先鞭をつけた著者、高向頭取。いずれも日銀OBである。他方、破綻した拓銀は、大蔵省出身の歴代頭取から拓銀生え抜き頭取に替わった時点から急落し、結果、破綻している。

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2019/11/11

最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実と合わせて読む。 時代の変わり目となったのは間違いないと思う。 今、思えば東京と北海道という難しい営業基盤、こうなるのは仕方なかったのかもしれない。 ただ、道内の方以外には、わからない感覚もあると思う。 子供の教科書に破綻が載っていた...

最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実と合わせて読む。 時代の変わり目となったのは間違いないと思う。 今、思えば東京と北海道という難しい営業基盤、こうなるのは仕方なかったのかもしれない。 ただ、道内の方以外には、わからない感覚もあると思う。 子供の教科書に破綻が載っていた。すでに歴史となっている。

Posted byブクログ

2017/12/29

2017年12月29日読了。 147ページ。 一応読む。 写真、図も多く、行間も比較的広いため2時間程度で読了。 高向さんの回顧録なので、本書で新しい事実がわかるようなものではない。

Posted byブクログ