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夢見てきたことすべてが現実になる の商品レビュー

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2023/07/19

ヒカルランドの銭ゲバ精神には、ほんとうに嫌悪しかない。 原著は90ページ弱の薄い冊子です。(amazonで確認できる) ところが本書は、水増し戦術により約160ページの単行本に作り変えている。 まず、原著も17章仕立てですが、原著の場合は数行のスペースを使って章題を太字で書いて...

ヒカルランドの銭ゲバ精神には、ほんとうに嫌悪しかない。 原著は90ページ弱の薄い冊子です。(amazonで確認できる) ところが本書は、水増し戦術により約160ページの単行本に作り変えている。 まず、原著も17章仕立てですが、原著の場合は数行のスペースを使って章題を太字で書いてるだけ。 ところがヒカルランド方式では、章題に2ページの分量を割いている。 奇数ページに、ページまるまる1つ使って章題を書き、その裏ページに章内容の引用を書いて裏表2ページをつかって章題に費やす。 滑稽なのは、文量の少ない章の場合は2ページ使った章題のあとは内容が1ページ半しかなかったりする。 しかも、たった1ページ半の内容しかないのに、わざわざ内容の引用を章題の裏ページに記載する意味が分からない。 水増し戦術はこれだけではない。 不要な図解が多すぎる。14ページの無駄な図解。なんでこんなことをわざわざ図解にしなくてはいけないんだ?っていうものしかない。 14ページの図解すべてが無駄。 そして巧妙なのが、章題はかならず奇数ページから始まるという縛りのために、 奇数ページで本文が終わると、次の偶数ページは白紙になります。 このまったくの白紙のページが6ページもある。 白紙が6ページ、不要な図解が14ページ。 それから本来は数行スペースを使うだけで済んだ章題の水増し。 17章分を2ページずつ消費することによって、34ページもの水増し。 しかも本文自体も1ページ13行という、1ページあたりの文字量を減らすことにより水増し。(参考までに、最近文字を大きくしてスカスカになった講談社文庫ですら1ページに16行) そして毎度のことながら巻末には物販案内。26万円もするような怪しげな商品を載せてしまう神経が信じられない。まるで霊感商法だ。 本書をパラパラめくっていると、1ページまるまる使った章題と、1ページまるまるつかった引用ページと、なんのために図解にしたのか分からないイラストと、ただの白紙のページと、そういうものが頻繁に目に飛び込んで来るので、 読みづらいことこの上ない。 手元において愛読書にする、なんてことは考えられない。 パラパラとページをめくるたびに「なんじゃこりゃ」って思えて内容が入って来ない。 角川文庫から出ている「富を引き寄せる科学的法則」ウォレス・ワトルズ著のように文量は少ないけど余計なことをせずに文字だけで純粋に綴ってくれている本に比べると、本当にひどい有様です。 本書ジュヌビエーブ・ベーレン著の内容は、ウォレス・ワトルズの足りないところを補ってくれそうな良いものであろうだけに、ヒカルランドという銭ゲバ集団に翻訳されてしまってとても残念です。 本というものは「文字」だけで評価されるのではなく、どのようなレイアウトになるか?ってのは非常に大事ですね。 内容が良くても読めたものではないレイアウトで出版されたら、読む価値は無いと言わざるを得ない。 幸いにも、ジュヌビエーブ・ベーレンの本でしか得られないものというのは、1読した限りではありませんでした。 なので、こんな読みにくい本に向き合うのは時間のムダでしかなく、同分野で文字だけを純粋に綴っている真っ当な本を探した方がいいと思います。

Posted byブクログ