やる気と能力を120%引き出す 奇跡の指導法 の商品レビュー
藤重さんは、学生吹奏楽の指導者として著名な方で、現在は長崎県の活水学院で吹奏楽団の総監督を務めています。 過去には福岡県の精華女子高の吹奏楽部顧問を務め、全日本吹奏楽コンクールで19回出場のうち金賞10回と、全国トップクラスの実績を誇ります。 本書は、その藤重さんの考え方、生...
藤重さんは、学生吹奏楽の指導者として著名な方で、現在は長崎県の活水学院で吹奏楽団の総監督を務めています。 過去には福岡県の精華女子高の吹奏楽部顧問を務め、全日本吹奏楽コンクールで19回出場のうち金賞10回と、全国トップクラスの実績を誇ります。 本書は、その藤重さんの考え方、生徒との接し方、指導法などを、まとめたものです。 とはいえ相手は中高生。毎年入れ替わり、一人ひとり異なり、絶対という方法、正解はありません。 藤重さんは、だからこそ一人ひとりを向き合っていくことが大事と説きます。 テクニックも藤重さんだけが教えるわけではありません。時には刺激を与える意味で外部の音楽家に委ねることもあるそうですが、何よりも大事にしているのは、「生徒同士で教えあうこと」だといいます。 そのメッリトは、「教え教えあう」良い文化が根付き、ノウハウやテクニックが内部に蓄積されることだそうです。 まさに会社でいうところのOJTであり、人や組織が成長する基本は、どの分野でも変わらないのだなと思いまいした。 藤重さんの目指すところは、吹奏楽コンクールでいい成績を収めることだけではありません。吹奏楽の指導を通じ、「社会に役立つ人間を育てる」ということにあるとのことです。 私は高校教諭ではありませんが、「人を育てる」という意味では共通する部分があり、大変参考になった一冊です。 ぜひ読んでみてください。
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指導の極意は心の底から好きにさせること 人間性の凡事徹底 マニアックな、好きなことを徹底できる人間に 実践と検証 認める ほめる 励ます
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