ガーナは今日も平和です。 の商品レビュー

山口未夏(著者)

とても残念なガーナ体験記

[歯の抜けた剣歯虎]

社会人二年生の女性が、会社とＪＩＣＡの仕組みを利用してガーナへ二年間ボランティアとして居住した記録。正直中学生レベルの雑感記と評価する。悪い点１．細かい地図が無いので距離感が分からず実感が湧かない。フォメナという所がホームだったようだが、地図帳の中では詳しい方のワールドアトラスで調べても分からない。欧米の国ならともかく、アフリカの小国の詳しい地図など日本では皆無と言って良いと思う。２．ガーナの近現代史が無いので知識の無い人には、なんのこっちゃであろう。せめて、Ｊローリングス大尉位には言及して欲しかった。３．ガソリン、電気代等の記載が無いので、これまた実感が湧かない。ガーナ国内における電気の普及率や上水道の整備状況等記載して欲しかった。４．ネリカ米とは何なのかの記載が無い。いきなりネリカ米とか言われてもこれまた知識の無い人にはなんのこっちゃであろう。５．病気の発生状況の記載が無い。マラリアだけは、気を付けろ書かれているが、風土病、AIDS等の発生状況は、どうなのだろう。良い点？ガーナ人の気質やガーナのお国柄が、そこはかとなく感じられる？「国家を食べる」のガーナ編の方が内容が濃いかも。本当に２年間、何していたんだろうね、この人は（笑）