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毒と薬の文化史 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2025/07/17

薬学を学びたい・学んでいる学生向けとのことで、教科書的な構成。図版はモノクロで、動植物の写真よりも化学式が多め。

Posted byブクログ

2025/05/10

前半は薬物・毒物についての話をトピック的に羅列してある感じで、短いエッセイのようなテイストをしている。合間合間に著者の主張が差し挟まれる感じであるが、医療と薬物は別物であるべきだという、感覚としてはわかりにくい主張が提示されている。 後半になると薬剤師である著者の実体験も交えて、...

前半は薬物・毒物についての話をトピック的に羅列してある感じで、短いエッセイのようなテイストをしている。合間合間に著者の主張が差し挟まれる感じであるが、医療と薬物は別物であるべきだという、感覚としてはわかりにくい主張が提示されている。 後半になると薬剤師である著者の実体験も交えて、医学と薬学が別物でありそれぞれの立ち位置が違うことと、それを意識すべきだという主張がなされる。 『死亡診断書を書く手で、薬を調剤してはいけない』という言葉が引用されているのだが、まさにその通りだなと思った。 また著者が『危険ドラッグ』を俎上にあげた時は、これでもかとばかりに鉈が振るわれるのでかなりエキサイティングで面白い。しかし、残念なことにこの本が2017年発行で、コロナ前ということもあり細々としたところでは現状とは乖離している。だが、そのあたりも含めて興味深い本だと思う。

Posted byブクログ

2018/12/19

「薬と毒の文化史」、2017.11発行です。地下鉄サリン事件、和歌山毒カレー事件、金正男VX殺害事件、毒物、こわいです。マイケルジャクソン、清原和博、麻薬類、こわいです。フローレンス・ジョイナー、マリオン・ジョーンズ、マリア・シャラポア、ドーピング、不公平でありかつ体に毒です。日...

「薬と毒の文化史」、2017.11発行です。地下鉄サリン事件、和歌山毒カレー事件、金正男VX殺害事件、毒物、こわいです。マイケルジャクソン、清原和博、麻薬類、こわいです。フローレンス・ジョイナー、マリオン・ジョーンズ、マリア・シャラポア、ドーピング、不公平でありかつ体に毒です。日常生活においても農薬、有毒動・植物、混ぜると危険な製品など思いがけない毒が潜んでいます。また、医薬品の服薬は体に変化を与えるもので外科手術を受けるようなもの。サプリメントを含め薬害発現のリスクがあることの認識が大事ですね。

Posted byブクログ

2017/12/01

 表裏一体でもある毒と薬。その歴史に始まり、最近起きた事件と事故と題し、ソクラテス、クレオパトラの時代からM.ジャクソンやプリンスの死、VXによる空港での殺害まで俯瞰されて、興味をそそられる。  素晴らしいのは、記憶にも新しい豊富な事例が、それぞれの発生した日時や経緯と共に、関係...

 表裏一体でもある毒と薬。その歴史に始まり、最近起きた事件と事故と題し、ソクラテス、クレオパトラの時代からM.ジャクソンやプリンスの死、VXによる空港での殺害まで俯瞰されて、興味をそそられる。  素晴らしいのは、記憶にも新しい豊富な事例が、それぞれの発生した日時や経緯と共に、関係する薬(毒)物の化学構造式まで併記されて、専門的にも楽しめる点。  西洋と異なり、薬剤師が医者の僕ともされかねない日本の医療の伝統への苦言が呈される。著者自身が、薬学研究者や薬剤師志望者に向けと説くように、医師が診る「からだ」でなく、「もの」の専門家としての薬剤師の使命と矜持を強調する。  また、麻薬、覚醒剤、大麻から直近の危険ドラッグへの警鐘も鳴らし、医薬品のみならず、現代の薬物、毒物を取り巻く諸問題が良く分かる一冊。

Posted byブクログ