ききがたり ときをためる暮らし の商品レビュー
Word「電子レンジのない生活」で検索をしていてこの本に出合う。大胆な生き方だ。大胆になれない者はそれなりの生活しか手に入れられないのか。 電子レンジはなかったけれど、冷凍庫は4台ある。果樹や作物もあるし、来客も多いので必要なのだろう。必要な物は人それぞれ、生活もおれぞれ。雑木林...
Word「電子レンジのない生活」で検索をしていてこの本に出合う。大胆な生き方だ。大胆になれない者はそれなりの生活しか手に入れられないのか。 電子レンジはなかったけれど、冷凍庫は4台ある。果樹や作物もあるし、来客も多いので必要なのだろう。必要な物は人それぞれ、生活もおれぞれ。雑木林に囲まれた生活には憧れる。
Posted by
コロナが始まる前、テレビでこのお二人の普段の生活風景を樹木希林がナレーターでドキュメンタリーとして放送して良かったので当時本屋で文庫があり購入しておいた。ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」としても公開されていた。最近本棚から読めと言われてるようで、ボチボチととりだして読んでみた...
コロナが始まる前、テレビでこのお二人の普段の生活風景を樹木希林がナレーターでドキュメンタリーとして放送して良かったので当時本屋で文庫があり購入しておいた。ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」としても公開されていた。最近本棚から読めと言われてるようで、ボチボチととりだして読んでみた。 88歳と84歳の老夫婦の贅沢に走らず、半自給自足の生活をじっせんされている。 終戦後結婚して東大を出て公団で建築家としてサラリーマンとして戦後の大団地の開発設計をされその後広島大学で教壇に立たれた。ヨットを唯一の趣味とされていた。奥さんは料理は味噌や醤油は愛知の老舗で購入したり、食材は青山の紀ノ国屋からとりよせたりして日本の古くからの料理、シャレた西洋料理、スウィーツなどを照会してます。 高齢化している世の中で僕たちはどう生きていくか、お互いを尊重しあい、干渉せず生きてきたかを優しく書かれた本で料理のレシピも載せてあり素晴らしい夫婦だなと思いました。 もうお二人とも鬼籍に入られてますか、終章に書かれた大切なことには、僕たちへの伝言が書かれてます。
Posted by
2人のとってもとっても素敵な暮らし。 あったかい手作りごはんが食べたくなる おばあちゃんとおじいちゃんになったら こんな風になりたいし、 一生一緒にいる覚悟ってすごいな。 2人で協力しあって助け合って補い合って すごいなぁすてきだなあ。
Posted by
引退後のスローライフ ご夫婦のお上品さ(奥方は知多の造り酒屋、旦那さんは建築家・大学教授)もあり、ほんわかした感じ。 戦後10年の頃に結婚、高度成長期には広島大学教授となり、広島・名古屋・東京を往復した忙しい生活から一転、定年後は名古屋の郊外で半農生活へ。 ●モノにまつわ...
引退後のスローライフ ご夫婦のお上品さ(奥方は知多の造り酒屋、旦那さんは建築家・大学教授)もあり、ほんわかした感じ。 戦後10年の頃に結婚、高度成長期には広島大学教授となり、広島・名古屋・東京を往復した忙しい生活から一転、定年後は名古屋の郊外で半農生活へ。 ●モノにまつわる話 (ともに奥方の発言部分) 「物を買うときは次の世代に伝えられる、いいものを買いなさい。安ものは絶対買っちゃいけない」というのが実家の教えでした。 結婚してからはヨットの支払いやなんかで、お金をほかに回す余裕なんてなくなりましたから、なおさら買うものは好きなもの、いいものを慎重に選ぶようになりましたよ。間に合わせのものではすませず、買えるまで気長に待つ。そう、ときをためる暮らしでね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ベニシアの京都里山暮らし」という本で言及されていたつばた英子さん。建築家の夫妻が老後を愛知県の高蔵寺ニュータウンで自給自足のスローライフを送っていたという。 土づくりから始まって果樹や畑、手作りの食品の数々についてだけでなく、愛知県の造り酒屋に生まれた英子さんが建築家に嫁ぎ、時には着物や宝石を質に入れやりくりしながら芸術家肌の夫を支えるという夫婦の歴史を描いた物語だった。 一見優雅に見えても果敢に二人は人生の荒波を乗り切って行ったのだった。
Posted by
ゆったり "暮らし" を楽しむのっていなあ 今とは時代が違うから男尊女卑を感じ無くはないけれど、時代が異なればそれって当たり前なんだと思う。 私はどんな風に暮らしていきたいんだろうな おばあちゃんになれるのかな、
Posted by
憧れの暮らし。 少しでもこんな暮らしに近づければなと思いました。 お庭のことが一番気に入りましたが、キッチンのこと、旬や四季のことなどがそれぞれ美しい表現で書かれています。 時短やコスパなんて言葉は出てきません。 働いていると忘れてしまう"暮らし"をもう一度見...
憧れの暮らし。 少しでもこんな暮らしに近づければなと思いました。 お庭のことが一番気に入りましたが、キッチンのこと、旬や四季のことなどがそれぞれ美しい表現で書かれています。 時短やコスパなんて言葉は出てきません。 働いていると忘れてしまう"暮らし"をもう一度見つめ直していきたいです。 だんだん美しくなる人生に向けて。
Posted by
素朴な暮らしっぷりを眺めるような本。何と言うことはないが、暮らしを〝する〟ことの大切さが書いてあるようだった。
Posted by
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む建築家の津端修一さん、英子さん夫妻の日常の暮らしを聞き書きした本。2012年9月発行の単行本を文庫化したものなので、取材当時は修一さん86歳、英子さん83歳と推察される。注目される理由は、庭で家庭菜園と果樹を含む雑木林を育てながら、日常生活...
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む建築家の津端修一さん、英子さん夫妻の日常の暮らしを聞き書きした本。2012年9月発行の単行本を文庫化したものなので、取材当時は修一さん86歳、英子さん83歳と推察される。注目される理由は、庭で家庭菜園と果樹を含む雑木林を育てながら、日常生活そのものを楽しむ暮らしを続けていることだ。この4年後にはドキュメンタリー映画「人生フルーツ」にもなった。歳を重ねるごとに人生がフルーツのように熟し美味しくなっていく様子がよく描かれている。野菜や果物はほぼ自給自足に近い。採れたそれらを英子さんが器用に調理し日々のおかずや菓子を作っていく。ともに、90歳で亡くなるまで、自活した。こんな暮らしができたらいいなぁと思う。ただ、真似が出来そうにないのは、ニュータウンとはいえ周囲の家の4倍近い約300坪の敷地があること。名古屋市中心部まで30〜40分のトカイナカで、これだけの土地を所有し自由に活用できる人は、そんなにいないと思う。同じことは出来ないので、津端さんとは違う形で自分らしく応用していきたい。
Posted by
憧れ、目標なる生活像。 とても真似できない暮らし方だけど、 仕事しながら自分にできることを少しずつやっていこ 仕事に忙殺されると、どんな暮らしをしたいのか忘れがち たまに思い出して読み返そう
Posted by
- 1
- 2