幸福な水夫 の商品レビュー
2024.09.28 木村友祐『幸福な水夫』 #読了 表題作『幸福な水夫』、『突風』とエッセイ『黒丸の眠り、祖父の手紙』の三篇。 表題作はこの間観た『愛にイナズマ』を思い出した。家族の絆を感じる話。でも私だったら揉め事に乗っかれる勇気が沸かないので主人公家族たちは偉いと思...
2024.09.28 木村友祐『幸福な水夫』 #読了 表題作『幸福な水夫』、『突風』とエッセイ『黒丸の眠り、祖父の手紙』の三篇。 表題作はこの間観た『愛にイナズマ』を思い出した。家族の絆を感じる話。でも私だったら揉め事に乗っかれる勇気が沸かないので主人公家族たちは偉いと思う。愛だと思う。 青森出身だったらもっと楽しめるんだろうな、と思える程、著者の郷土愛を感じる作品たちだった。 エッセイも熱い著者のメッセージを感じられて泣けた。 amzn.to/4dkJR0F #PR #読書
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0116 2019/05/21読了 東北の家族の話。 東北弁が良い。 「幸福な水夫」 標準については無意識に私も思っていたことかも。標準はその土地によって違うはずなのにね。震災を経てから読むと重みが増す。持ち込んでしまったよなあ。 「突風」も家族の話。 物語だから、とは言えな...
0116 2019/05/21読了 東北の家族の話。 東北弁が良い。 「幸福な水夫」 標準については無意識に私も思っていたことかも。標準はその土地によって違うはずなのにね。震災を経てから読むと重みが増す。持ち込んでしまったよなあ。 「突風」も家族の話。 物語だから、とは言えない世界。こんな世界が来ないようにしたい。 責任は今の人たちだけじゃないし、時代・土地の価値観だからだけではすまない。 戦争も震災もまだ終わってないこと。
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病気で車椅子生活になった父と二人の息子が下北半島の 温泉までドライブする、ロードムービー的な作品。 東京で暮らす ゆずる。 故郷の八戸に帰省し、父の和郎、兄の守男、東京で飼い 始めた子猫と一緒に下北半島の温泉旅館に行くことになる。 なじみのない南部弁の会話に、最初は戸惑ったけ...
病気で車椅子生活になった父と二人の息子が下北半島の 温泉までドライブする、ロードムービー的な作品。 東京で暮らす ゆずる。 故郷の八戸に帰省し、父の和郎、兄の守男、東京で飼い 始めた子猫と一緒に下北半島の温泉旅館に行くことになる。 なじみのない南部弁の会話に、最初は戸惑ったけれど 親子はその地で暮らしているのだから南部弁でなければ いろいろなことが嘘になってしまう気がした。 P112 〈おれはどこかで、東京に流れている時間だけが”標準”で、地方の時間や暮らしは遅れているとるに足りないものだと思っていなかったか・・・?〉 ゆずる の言葉だ。 父の和郎と兄の守男、そして ゆずる。 家族なんだよな。 遠く離れていても、親子なんだよね。
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