これでも「アベ」と心中しますか? の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
アベノミクス批判本です。 本の読み方としてこういった批判本を読んだらその逆を読むと良いとよく言われていますが、その逆だと例えば伊藤元重とかでしょうか。 著者の浜さんは経済学が専門でいらっしゃるので本の中で第3章の経済指標の部分を特にじっくり読みました。 本で検証された結果を本で用いられている言葉で説明すると、チーム・アホノミクスは株価を上げることと円安への誘導に積極的に手を出し、その事で本来の経済メカニズムを均衡点から遠ざけてしまった結果になっている。 余計な手出しで物価は上っているが、一方で企業の賃金上昇抑止が強すぎて賃金は上がっていない。 要するに企業にとっては景気が良くなったところで従業員にはその恩恵がない。ということです。 その部分は同感です。 私は給与所得者ですが、景気が良いとはさっぱり思いません。 その他、選挙、所信、支持率の側面からも分析され、それらの評価に全て落第を与えていました。 一方的に本の内容を信じようとは思いませんが同感出来るところも多く勉強になりました。
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