『サピエンス全史』をどう読むか の商品レビュー
図書館でおすすめコーナーにあったので借りた。 「サピエンス全史」も読了済みだったのでおまけとして読む。 著者のユヴァル=ノア=ハラリと池上彰の対談が面白かった。池上彰の本をまとめて読んでおこうと、BOOKOFFオンラインでまとめ買いした矢先だったのでタイムリーだった。 ユヴァル...
図書館でおすすめコーナーにあったので借りた。 「サピエンス全史」も読了済みだったのでおまけとして読む。 著者のユヴァル=ノア=ハラリと池上彰の対談が面白かった。池上彰の本をまとめて読んでおこうと、BOOKOFFオンラインでまとめ買いした矢先だったのでタイムリーだった。 ユヴァル=ノア=ハラリが人間至上主義ではなく人間も動物の一種でありその他の動物にも敬意を払うべきという考え方をしている(そのためヴィーガンである)ということも知れて良かった。 また「サピエンス全史」のその後に続く「ホモ・デウス」という著作も読みたくなったし、他の人間史の本も読みたくなった。とりあえずJ.ダイアモンドという人の「銃・病原菌・鉄」という本をBOOKOFFオンラインで注文した。 世界の眺め方には様々あることを再認識し、他の人の著作も色々読みたくなったのは収穫だった。
Posted by
池上さんとの対談に興味があって読んでみたら、予想よりも全体的にわかりやすくて読みふけってしまった。 とはいえサピエンス全史本体は未読。2016年に日本で出版されたとのことなのでもう7年。折しもチャットGPTで日本は(世界は?)盛り上がっている。 考えたこともなかったこんな角度から...
池上さんとの対談に興味があって読んでみたら、予想よりも全体的にわかりやすくて読みふけってしまった。 とはいえサピエンス全史本体は未読。2016年に日本で出版されたとのことなのでもう7年。折しもチャットGPTで日本は(世界は?)盛り上がっている。 考えたこともなかったこんな角度からの考え方があるのだと、人生で初めて気づいた面白い時間だった。 認知革命についてもう少し考えてみたくなった。
Posted by
教養が高い人達の視点は面白いし、こういう本を読んだ先に何があるのかということを覗き見できたような気分になる。『サピエンス全史』はもっと歴史を勉強した後に、また読み返してみたい。とりあえず『重病原菌』は読もう。
Posted by
ハラリ氏の「サピエンス全史」読了後に拝読。人類史学、歴史学に詳しい専門家による書評が中心となっている。 「サピエンス全史」の大きな特徴は、国家を含め、宗教、貨幣、イデオロギー等の多くが人間の作り出した虚構であり、その虚構を信じることができる能力が、サピエンスを食物連鎖の頂点に君...
ハラリ氏の「サピエンス全史」読了後に拝読。人類史学、歴史学に詳しい専門家による書評が中心となっている。 「サピエンス全史」の大きな特徴は、国家を含め、宗教、貨幣、イデオロギー等の多くが人間の作り出した虚構であり、その虚構を信じることができる能力が、サピエンスを食物連鎖の頂点に君臨させるに至ったと述べている点にあると考えているが、多くの専門家も同様に認識していたようだ。 ただ、専門家の視点ならではの批判や説明が不足している箇所(例えば、約7万年前にこの世に存在しないものを信じる認知革命が起こったと説明されているが、それがなぜ起こったのか明確な説明がない)にも言及しており、そのような意見もあるのだと認識できた。 あくまで本書も、人類史の一側面を描いたに過ぎないことは、よく理解すべきポイントだと感じた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ハラリがインタビューで言及していた「政府は管理するだけで指導力を失っている」というのはその通りだと思う。コロナ禍において、指導力を持って対応できた政府は少ないのではないか。
Posted by
・3つの革命こそが人間を人間にした →認知革命:存在しないものを信じる能力 農業革命、科学革命 ・資本主義は過去2.3世紀の間で一番成功した宗教であり、思想といえるかもしれない。経済が成長し続ければあらゆる問題を解決できるはずだ。
Posted by
作者ハラリ氏の人物像や視点、着想を池上彰氏との対談から理解できるため、サピエンス全史を読む前のモチベーションとしては良いかも。 ただ後半は書評のため、実際サピエンス全史を読み始めた方が良い。
Posted by
何名かの識者が述べていたことで印象に残ったことがある。 一つは、ハラリの予想する未来は常識的な範囲の未来だが、変化の方向や範囲を予想するのはとてつもなく難しいということ。例として、数十年前に人工衛星を打ち上げ始めた当時の人類は数十年後には火星に移住している未来を思い描いていたが、...
何名かの識者が述べていたことで印象に残ったことがある。 一つは、ハラリの予想する未来は常識的な範囲の未来だが、変化の方向や範囲を予想するのはとてつもなく難しいということ。例として、数十年前に人工衛星を打ち上げ始めた当時の人類は数十年後には火星に移住している未来を思い描いていたが、やってきたのはインターネットの時代だった 。未来に発生する変化がものすごく大きいものであることは疑う余地がないが、変化の方向を予想できる者はおらず、サピエンス全史で示された未来も、納得感はあったものの、必然的ではないなと感じた。シンギュラリティとか人類のエンハンスとかが取り沙汰されているが、全然別の大変革が起こるのかも知れない。 もう一つは、認知革命が起こった、その理由にスポットを当てたい ということ。確かに「サピエンス全史」の肝と言える認知革命の理由自体は、(そもそも判明していないうえに、ハラリの力点はその結果の方にあったことが明らかなので、特段不満は感じなかったものの)脳内の回路が進化の過程で変わった というようなざっくりしたものだった。そこの究明こそが人類理解の課題であるという識者もおり、確かに と。そして、(もちろん自らも研究していくのだろうが)ハラリの今後の研究に期待を寄せていた。
Posted by
サピエンス全史を様々な専門家が感想を述べています。 まだサピエンス全史を読んでないので、読んでから評価したいですが、あえて読む必要はないかも。
Posted by
暴力の人類史 世にも危険な医療の世界史 虹の解体 負債論 暴力はどこからきたか 暴力の人類史 理不尽な進化 スラムの惑星 天邪鬼発動で敬遠していたサピエンス全史、読んでみようかなとなった。 その前に関連図書と今手元にある「銃・病原菌・鉄」を読まねば
Posted by
- 1
- 2