孤独とセックス の商品レビュー
「結婚は社会システムを維持するためのもので、個人の幸福のためにつくられたものではない」とか、そうそう!と思えることが多くて、読んでよかった。若いころ苦しかった自分に読ませたい。
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性と社会は密接に結びついているという前提で語られていて、ものすごく社会問題提起に溢れた本。本のタイトルからも予想できる通り、社会的マイノリティが強く絡んでいる。 「5章孤独とLGBT」は強く共感できる面が多い。マイノリティにカテゴライズされることは、社会からレッテルを貼られて排...
性と社会は密接に結びついているという前提で語られていて、ものすごく社会問題提起に溢れた本。本のタイトルからも予想できる通り、社会的マイノリティが強く絡んでいる。 「5章孤独とLGBT」は強く共感できる面が多い。マイノリティにカテゴライズされることは、社会からレッテルを貼られて排除されやすくなる反面、同カテゴリー同士でつながりやすくするという2面性がある。ただ、特に"つながる"というポジティブな面には気づきにくく、その点を熱く語っている本書は非常に価値があると思う。 というか、坂爪さん、上野千鶴子と宮台真司の2つのゼミ出身という衝撃。ハイブリッドな変態じゃん。
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- ネタバレ
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怒りは人を孤独にする。怒りはかりそめのつながりを生むが、それは終わった後に虚しさを生むだけの、負の連帯だ。 正義が尾を競う合うゲームは不毛だ。大切なのは多様性を認める事。孤独でも悲観しない。孤独から抜け出すすためには、他者や社会とつながる努力をする。それしかない
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2018年4月22日読了。18歳の若者に向けて、性にまつわる11の悩み(この年代の若者がいかにセックスに悩みうることか!!)への対処法を著者の体験から説く本。とはいえ安易なハウツー本ではなく、著者がどう悩んでそれを克服したか、読者はどう悩み「安易でない対処」をすべきかが書かれてい...
2018年4月22日読了。18歳の若者に向けて、性にまつわる11の悩み(この年代の若者がいかにセックスに悩みうることか!!)への対処法を著者の体験から説く本。とはいえ安易なハウツー本ではなく、著者がどう悩んでそれを克服したか、読者はどう悩み「安易でない対処」をすべきかが書かれているため、特に前半は分かりづらく、「で、結局どうすればいいわけ?」という疑問も抱きながら読んだが、いかに性・セックスが安易でないかを認識していなければ、セックスに囚われてしまったりあるいはそれを遠ざけて苦しく生きるしかなくなってしまうということか…。セックスは人生を幸福にする手段であり、決して目的そのものではないということ。
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タイトルだけだと多分読まない本だが、新聞書評に惹かれて読んでみた。個人の体験だけでは社会学にはならないが、なかなか的を射た内容で興味深い論考だった。最後半(241頁)「孤独こそが、社会性を育む」を読むだけでもこの本の価値があると思う。著者とは一世代半ぐらい違うが、田舎の高校生の閉...
タイトルだけだと多分読まない本だが、新聞書評に惹かれて読んでみた。個人の体験だけでは社会学にはならないが、なかなか的を射た内容で興味深い論考だった。最後半(241頁)「孤独こそが、社会性を育む」を読むだけでもこの本の価値があると思う。著者とは一世代半ぐらい違うが、田舎の高校生の閉塞感がすごく共感できたし、椎名林檎のセカンドが出るまでは生きてみようかの件で、暗かった青春時代を少し思いだし恥ずかしくなった。
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読了。なかなかヘビーな内容で、あった。息子がいれば薦めたい本であるが、娘の場合は、どうかなと思った。女子向けのこのような本があればいいなと感じた。性教育は、義務教育のなかで、国語、数学、理科、社会よりも、真っ先に教えるべき重要なことと思うように、最近なってきた。
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