國語元年 新版 の商品レビュー
ラジオで明治時代の言語統一について話されているのを聞き、子供の頃観たNHKドラマ『國語元年』を思い出した。 早速図書館で予約して読んだ。 こちらの戯曲がNHKドラマの後に舞台用に書かれたものの様で、ドラマとは少し異なるがやはり面白い。 台詞にお国言葉(所謂方言)のルビが振られてい...
ラジオで明治時代の言語統一について話されているのを聞き、子供の頃観たNHKドラマ『國語元年』を思い出した。 早速図書館で予約して読んだ。 こちらの戯曲がNHKドラマの後に舞台用に書かれたものの様で、ドラマとは少し異なるがやはり面白い。 台詞にお国言葉(所謂方言)のルビが振られている。 山手言葉と薩摩弁を美しく感じるのは慣れの問題か。
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20年ぶりの再読。学生時代、高田宏の『言葉の海へ』に感動して、そのままの流れで手にしたように記憶している。特に学術用語は、明治の人たちが西洋に追いつかんと悪戦苦闘して生み出したものが多く含まれている。これがないと、今の学問は相当不便になると思う。國語元年とはよく言ったものだけど、...
20年ぶりの再読。学生時代、高田宏の『言葉の海へ』に感動して、そのままの流れで手にしたように記憶している。特に学術用語は、明治の人たちが西洋に追いつかんと悪戦苦闘して生み出したものが多く含まれている。これがないと、今の学問は相当不便になると思う。國語元年とはよく言ったものだけど、ユーモアに包みながら、言葉は人為的に変えられるのか、変えてもいいものなのかという問いかけにもなっている。たまに昔の本を再読するのもいいなと実感。
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江戸時代、人の行き来が著しく制限されていた弊害として、同じ日本人同士なのにそれぞれの訛りのせいで口語による意思疎通ができなかった。さて、明治維新だ、どーするよ、って話。 そう言えば、昨日読んだ本に、大名の跡取り息子は江戸屋敷で幼少期を過ごすから江戸言葉を喋るが、諸般の事情で次男坊とかが跡取りになった場合に言葉の壁が大きい、って話があったなあ。 岡島昭浩氏の解説が充実。
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